広島県立庄原格致高等学校
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広島県立庄原格致高等学校(ひろしまけんりつ しょうばらかくち こうとうがっこう)は、広島県庄原市三日市町にある全日制普通科(理系・文系)の県立高校である。略称は「格致」。
明治30年(1897年)11月に小田源吉翁により私立格致学院として設立。昭和13年(1938年)4月に県移管により広島県立格致中学校と改称した広島県北部では最も歴史のある伝統校である。
校色(スクールカラー)はえんじ色、校章は五三桐。制服は平成になって以降は紺のブレザー(タイは赤色)とグレーのパンツ・スカートとなった。
大正11年12月に東京神田で東京格致会(現:東京庄原格知会)が発足しており、卒業生は広島県下のみならず東京・関西などへ進学・起業している。
校名の由来は中国の儒学における古典である四書・五経のうち「大学」に収められた「格物致知」の言葉に由来する。「格物」とは、物事に真剣に取り組むことであり、「致知」とは、知や技を我がものにすることである。生徒の理想をうたったものであるといえる。
広島県から平成21年度広島県高等学校チャレンジハイスクールに指定される。
また分校として庄原市高野町に高野山分校が設置されていたが、2007年度より入学生の募集が停止され、2009年3月をもって閉校になった。
所在地
〒727-0021 広島県庄原市三日市町515
沿革
- 1897年 - 小田源吉により私立格致学院が設立される
- 1927年 - 広島県格致中学校と改称
- 1938年 - 広島県に移管され広島県立格致中学校と改称
- 1948年 - 学制改革により広島県格致高等学校となる
- 1949年 - 学校再編成により広島県格致高等学校、庄原高等学校、西城高等学校を統合し、広島県比婆西高等学校となる
- 普通科は旧格致高等学校校舎(西校舎)、農業科、畜産科、生活科は旧庄原高等学校校舎(東校舎)を使用
- 1950年 - 旧格致高等学校校舎(西校舎)全焼
- 1952年 - 分校として高野山分校、口和分校を設置する
- 1954年 - 広島県庄原高等学校と改称する
- 1961年 - 広島県庄原高等学校を広島県庄原格致高等学校と広島県庄原実業高等学校に分離独立
- 1967年 - 創立70周年式典挙行
- 1968年 - 広島県立庄原格致高等学校と改称
- 1980年 - 口和分校が廃校される
- 1997年 - 創立100周年式典挙行
- 2007年 - 創立110周年式典挙行
- 2009年 - 高野山分校が廃校される
校風
- 格物致知を旨とする。
「格物」とは、物事に真剣に取り組むこと。「致知」とは、知や技を我がものにすることである。