能登島大橋
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能登島大橋(のとじまおおはし)は、石川県七尾市の和倉温泉地区から能登島地区へ至る石川県道47号七尾能登島公園線上、七尾湾の屏風瀬戸(びょうぶせと)に架かるプレストレスト・コンクリート橋。石川県で最も長い橋である。
沿革
1982年(昭和57年)4月3日、石川県道路公社が管理する一般有料道路「能登島大橋有料道路」として供用開始。橋長1,050mで、航路部は張出架設工法によるPC3径間連続ラーメン箱桁、その他の径間はPC単純T桁が連なる。これにより七尾港と能登島を結んでいたフェリーは廃止された。1998年(平成10年)7月1日、償還完了により無料開放された。建設事業費は55億円。
この橋の開通により能登島の観光開発が進み石川県能登島ガラス美術館、のとじま水族館などが建設された。なお橋は2車線で、風速20m/sで通行が規制される。
2007年(平成19年)3月25日の能登半島地震による損傷修復工事のため同月27日24時から全面通行止めとなったが、同年4月2日6時に解除となった。