アンナ・カリーナ

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アンナ・カリーナAnna Karina1940年9月22日 コペンハーゲン - )は、デンマーク出身のフランス女優ヌーヴェルヴァーグ時代に活躍。

来歴・人物

1940年9月22日、デンマーク・コペンハーゲンに生まれる。本名はHanne Karen Blarke Bayer。母は洋裁店を営み、父親は船員であったが、カリーナが生まれて1年後に家族を捨ててしまう。そのため4歳になるまで祖父母に育てられ、その後4年間は里親の元で育つ。その後母親と暮らすようになるが、頻繁に家出をしていたという[1]。デンマークではキャバレーで歌ったりモデルなどをするようになる。14歳の時にデンマークの短編映画に出演しているが、その作品はカンヌ国際映画祭で賞を獲得している[2]。17歳の時にフランス・パリに移る。パリに付いた当時はフランス語を話す事が出来なかったが、スカウトされてモデルとして活躍する。「アンナ・カリーナ」という芸名は当時出会ったココ・シャネルが授けた[3]

1960年ジャン=リュック・ゴダール監督の作品『小さな兵隊』に抜擢。以後もゴダール作品に数多く出演している。二人は1961年に結婚し、1964年には共同で映画製作会社「アヌーシュカ・フィルム」を設立した。第一回作品は『はなればなれに』(1964年)。ゴダールとは1965年に離婚。その後四度の結婚歴がある。1970年代後半にはライナー・ヴェルナー・ファスビンダー作品の常連だったドイツ人俳優兼映画監督ウリ・ロンメルと交際し、共に映画製作を行っている。

1961年の『女は女である』で、ベルリン国際映画祭女優賞を受賞している。

主な出演作品

公開年 邦題
原題
役名 備考
1960 小さな兵隊
Le Petit Soldat
ヴェロニカ・ドレエル
1961 女は女である
Une femme est une femme
カリーナ ベルリン国際映画祭 女優賞 受賞
1962 5時から7時までのクレオ
Cléo de 5 à 7
アナ
女と男のいる舗道
Vivre sa vie: Film en douze tableaux
ナナ
1963 シェラザード
Shéhérazade
シェラザード
1964 はなればなれに
Bande à part
オディール
輪舞
La Ronde
スタンダールの恋愛論
De l'amour
1965 アルファヴィル
Alphaville, une étrange aventure de Lemmy Caution
ナターシャ
国境は燃えている
Le Soldatesse
気狂いピエロ
Pierrot le fou
マリアンヌ・ルノワール
1966 修道女
La Religieuse
スザンヌ
1966 メイド・イン・USA
Made in U.S.A.
ポーラ・ネルソン
1967 アンナ
Anna
アンナ テレビ映画
愛すべき女・女たち 未来展望
Le Plus vieux métier du monde: Anticipation ou l'amour en l'an 2000
ナターシャ / エレノール・レモヴィッチ / ホステス703号 オムニバスの一篇
1968 異邦人
Lo Straniero
マリー
怪奇と幻想の島
The Magus
アンネ
1969 悪魔のような恋人
Laughter in the Dark
マーゴット
アレキサンドリア物語
Justine
メリッサ
1972 ザルツブルグ・コネクション
The Salzburg Connection
アンナ
1976 シナのルーレット
Chinesisches Roulette
イレーネ
1987 タンジール/復讐の熱い夏…1956
Dernier été à Tanger
1988 黒の過程
L'Oeuvre au noir
カトリーヌ
1995 パリでかくれんぼ
Haut bas fragile
サラ
1996 クロエ~無垢な娼婦~
Chloé
カティア テレビ映画
2002 シャレード
The Truth About Charlie
クラブ歌手カリーナ
2003 ぼくセザール 10歳半 1m39cm
Moi César, 10 ans 1/2, 1m39
グロリア

参照

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外部リンク

テンプレート:Sister

  • Colin MacCabe, Godard: A Portrait of the Artist at Seventy. (New York: Farrar, Straus and Giroux, 2003). p. 125.
  • MacCabe, 126.
  • MacCabe, 127.