万安灘
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テンプレート:統合文字テンプレート:特殊文字 万安灘(ヴァンガード堆、英語:Vanguard Bank、ベトナム語:Bãi Tư Chính)は、南沙諸島でもっとも西にある浅堆である。ベトナムに実効支配されている。東経109度36分~109度57分、北緯7度28分~7度33分に位置し、自然延伸原則(大陸棚原則)を根拠に中華人民共和国、台湾、ベトナムが固有の領土と主張しているが、国連海洋法条約上は領土にはならない。
中華人民共和国
1992年中華人民共和国は领海及毗连区法(領海及毘連区法:領海および隣接区法)を通して米国のクレストン社(Crestone Energy Co.)に石油開発の権限を与えた。
台湾(中華民国)
「中華民國領海及鄰接區法」(中華民国領海および隣接区法)第4条と第14条により、台湾行政院は1999年2月10日に台八十八內字第06161號令で「中華民國第一批領海基線、領海及鄰接區外界線」を公布し、台湾本島及び附属島嶼、東沙諸島、中沙諸島及び南沙諸島の4区域を範囲に含め、万安灘を中華民国の最西端とした。
ベトナム
ベトナム名は「バイ・ト・チン」。ベトナムは万安灘以西を自国の大陸棚として見ているため、中国とクレストン社の契約による探油に対し何度も抗議をし、近年はこの近くに常に兵を置いている。