三坂道路
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三坂道路(みさかどうろ)は、愛媛県上浮穴郡久万高原町東明神から愛媛県松山市久谷町に至る総延長 7.6kmの地域高規格道路である。地域高規格道路「高知松山自動車道」の一部・自動車専用道路として、2車線で開通している。国道33号 三坂峠区間をトンネルや高架橋で回避する。
愛媛県上浮穴郡久万高原町・松山市境にある三坂峠 (標高720m)はかねてより国道33号の最大の難所で、1967年になって改修されているが、なお幅員の狭い所や一部で8%もある急勾配とつづら折れがある。また、異常気象時における事前通行規制区間(12.9km)が有り、台風時など雨量が規制値を超えると通行が規制され、日常生活に支障が出ることもある[1]。 三坂道路の整備によって冬季の積雪・凍結や大雨による通行規制の減少、急カーブ区間の回避による交通事故の減少などの効果が期待されている。
なお、三坂第一トンネル~三坂第二トンネル間には「つづら川出入口」が存在している。
概要
- 起点 : 愛媛県上浮穴郡久万高原町東明神
- 終点 : 愛媛県松山市久谷町大久保
- 総延長 : 7.6km
- 規格 : 第1種第3級
- 車線数 : 完成2車線
- 道路幅員 : 10.5m
- 車線幅員 : 3.5m
- 設計速度 : 80km/h(最高速度は60km/h)
- 計画交通量 : 12,400台/日
歴史
関連項目
脚注
- ↑ 道路IR愛媛県版 平成15年度 達成度報告書/平成16年度 業績計画書
- ↑ 「三坂道路」が全線開通 一般車両通行可能 愛媛新聞 2012年3月17日掲載