内藤聡
内藤 聡(ないとう さとし、1975年6月25日 - )は日本のラジオパーソナリティ、DJ。群馬県藤岡市出身。血液型AB。既婚2子。通称はさとやん、さとつぃ~、さとし~、さとっち…等(太字はアクセント)。基本的にはフリーではあるがセントラルジャパンにマネージメントを委託している。
略歴
中学校時代に先生に自分の声を誉められたのがきっかけで、声を生かした職業に就く事を夢見ていた。赤坂泰彦がDJをしていたラジオ番組に投稿した葉書が採用された事で、放送業界に興味を示す。高校卒業後、大阪芸術大学に入学。いくつかのアルバイトを経験しながら、自身の夢であったDJになるべくADとなって放送業界へと身を投ずる。
FM愛知での担当はE-GROOVE MIX(K-MIXとネット)から。2002年4月、『サタデー・エクスプレス(通称サタエク)』担当。 また2003年からは日曜日にも『サンデー・エクスプレス(通称サンエク)』も担当。サタエクと併せて今までの週末の番組作りに全く新しいコンセプトが投入されるのと同時に、個性がリスナーに受け入れられて人気を博し、2005年4月の番組改編で平日の朝の番組『モーニング・グルーヴ』を担当した。
2008年4月の番組改編で平日(月~木)19:00~20:55の『エンタメ・コング』を担当。
その他、内藤本人が『アルバイト』と称して、他の番組にレポーター等として出演している事もある。また、テレビ番組のナレーションやCMにも出演している。
月に何度か中日新聞・夕刊で食にまつわるコラムを書いている。 今はon the beat(月・火担当)
サタデー・エクスプレス、サンデー・エクスプレス
『サタデー&サンデー・エクスプレス』を参照。
個性
自らの体型を自虐するかのように『デブ』、『豚骨のような脂汗』など、芸能人を例外にして1DJが担当する番組に於いて、リスナーの懐に入り込んでくすぐるように笑いを交えて送る内容は、FM愛知だけではなく他局を含めて従前からのFM番組の形態に新しい風を巻き起こしたのは確実と言えよう。
DJ・パーソナリティでは基本的にはご法度である『噛む』(原稿などのセリフ読みを詰る事)のも日常茶飯事であるが、内藤のひょうきんなキャラクター故にその『噛む』のも一つのキャラクターと化してしまっている稀有な存在である。
友人から健康に気をつけるように忠告されてみたり、しかし『痩せると仕事が無くなる』と脅されてはジレンマに陥っていた時もあったようだが、人間ドックに行くことで自分を見つめることができたようだ。検診結果の詳細は不明だが、本人曰く懸念されていたコレステロール値については正常で、総合的に肥満だったとか。
サタエクを担当していた時から、番組に届いた『全てのメッセージに目を通させていただきます』と宣言している。
マールボロ・ライトを好む喫煙者である。しかし止める事ができないのを自ら『意志が弱い』と吐露していた。
本人曰く『子供の頃から落ち着きがない』らしい。エピソードとしてはパチンコやパチスロ等のように、同じ所に長時間座っているのが苦手で、実際に店に行っても30分もすれば出てくるようだ。
また、周りの友達などが新しいゲーム機を買っているのに対し、自分はあえて違うゲーム機を買うなど、新しいものを追いかけるより古いものに味わいを感じるタイプで、長期間使ったものに対してもなかなか捨てられない為に物持ちはよく、骨董品などにも造詣が深い。その為、敢えて流行を追わない性格を併せ持つ。
少年時代からスポーツに携わり、高校時代は野球、大学時代にはラグビーやアメフトをしていた。野球は高校当時は内野手かキャッチャーで、応援団による応援歌は正露丸のテーマ。現在は地元の草野球チームにも忙しい身でありながらも所属していて、ポジションはキャッチャー。
語録
- ぼんじあ~!
- サタデー・エクスプレス担当の時から番組開始の第一声に内藤が叫んでいた言葉。ポルトガル語(Bom Dia!)で『おはようございます』を意味する。
- 実際のポルトガル語では『ボンジィ~ア』が近い。
- ライドオン!(Ride On!)
- 元々は内藤の師匠格の一人であるDJ・ターザン山下が使っていたのを、内藤本人が承諾を得て使っている言葉。この事からターザン山下本人は一時期この言葉を封印したが、2007年4月の番組改編で再び封を解き元祖のお叫びを聞かせてくれている。この二人は内藤が大阪に居た時から『師匠』『ルーキー』と呼び合う仲。酒に酔ったターザン山下が路上で内藤にキスをしたと、彼が番組内で告白したエピソードもある。誕生日や記念日などにあらかじめ投稿しておくと、この言葉とともに内藤がお祝いしてくれる。本来の意味は『ノッていこうぜ!』が一番近いが、番組内では誕生日や結婚記念日などのお祝いの他に、背中を押すかのように激励するために使われる事もある。
- 8時だよ!
- 踏ん張って…
- 普段、人を励ましたり応援したりするのには『頑張って』という言葉が使われるのだが、内藤はこの言葉を使う。これは以前に馬場俊英が番組にゲスト出演した時に、『頑張ってという言葉が、それまで本当に頑張っていた人に更にプレッシャーを与えてしまうのではないか…と懸念したので…』と説明している。
- 桜通(さくらどおり)
- ZIP-FMのこと。局による合同キャンペーンなどを除き、基本的に他局の名前を出すのは『ご法度』が暗黙の了解としてある状況で、ZIP-FMの所在地が桜通大津(さくらどおり・おおつ)の交差点の近くにある事から、このように表現する事になった。特に聴取率調査で1位2位を争う間柄だけに、内藤自身もかなり意識していたためによく聞かれていた。ちなみにFM愛知を同様に表現する場合は鶴舞(つるまい)という。ちなみに同様にCBCを表現すると新栄(しんさかえ)[ポッドキャスト2010年5月配信分より]
- プリマ・プリマックス
- レッツ・ワイパー
- 8時だよ!の後に、「1.2.3.レッツ・ワイパー!」と掛け声をかけ、運転中のドライバーにワイパーを動かす事で番組を通じて他のリスナーを発見して連帯感を持ってもらおうとしたもの。 元々はリスナーからの『無人の車でワイパーが動いている』という投稿があったもので、さりげなく『動かしてみて!』と呼びかけたものがそのまま慣習化した。当初は内藤が叫んでいたのだが、'07年4月からは独自のジングルまで製作されたのだが、11月ごろには自然に消滅する形で行われなくなった。