勺
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合の10分の1、升の100分の1と定義される。日本では1升=約1.8039リットルであるので、1勺は約18.039ミリリットル、中国では1升=1リットルであるので、1勺は10ミリリットルとなる。
「勺」は元々、古代中国における、小さなコップの口縁に長い柄のついた酒をくむ用器のことであり、その容積が勺という単位となった。なお、柄が器の横または底部近くについたものを斗と言い、これは水をくむ用器であった。勺は升・合と関連づけられてその100分の1、10分の1とされた。
面積の単位
合が面積の単位である坪(歩)の10分の1の意味にも使われるようになったので、勺も面積単位の合の10分の1(坪の100分の1)としても使われるようになった。
長さの単位
登山道の目安としての合の10分の1も勺という。ただし、これについては、同じ読みの長さの単位である尺(しゃく)と混同され、「八合五勺」と書くべきところを「八合五尺」と書かれているものも少なくない。