血便
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox Disease 血便(けつべん)(hematochezia)とは、自己の血液の付着や混入した便の事を指す。
解説
一般的には血便とは赤色〜赤褐色の便であるが、その原因のほとんどは下部消化管出血による。裂肛などの肛門周囲病変での出血は、便の表面に血液が付着するもので、便と血液が混じり合っていないことで判断される。
血便をきたす疾患は重大なものが多く、医療機関への受診が強く要請される端緒である。
上部消化管、下部消化管の口側よりで出血し、消化(化学的修飾)された血液は黒色を呈し、黒色便(メレナ: melena)、粘液を伴えば粘血便、膿と粘液を伴えば膿粘血便と呼ばれる。
血便をきたす主な疾患
消化器系
血液系
- 血小板減少性紫斑病
- 白血病
- 再生不良性貧血
- 播種性血管内凝固症候群(DIC)