小佐々町
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小佐々町(こさざちょう)は、長崎県の北部、北松浦半島にあった町である。北松浦郡に属していた。
2006年3月31日に佐世保市へ編入され消滅した。
ここでは、現在の佐世保市の小佐々地区についても記述する。小佐々行政センター管内の人口は6772人(2009年4月1日)
目次
地理
佐世保市の北隣、北松浦半島の西南部に位置しており、周辺の海には九十九島の島々が浮かぶ。町域の最西端部(離島部を除く)は、東経129度33分に位置し、日本の離島部以外の地域では最西端にあたる。
隣接市町村
歴史
近現代
- 1889年4月1日 - 町村制施行に伴い小佐々村が単独村制施行して北松浦郡小佐々村が成立。
- 1950年5月3日 - 小佐々村が町制施行。小佐々町となる。
- 2000年 - 町役場を西川内免に新築移転。(現小佐々行政センター)
- 2006年4月1日 - 宇久町とともに佐世保市へ編入合併、自治体としては消滅,佐世保市小佐々町になる。
- 佐世保市とは浅子町としか隣接しておらず、事実上の飛地合併であった。
- 2010年3月31日 - 江迎町と鹿町町が佐世保市へ編入され、飛地状態解消。
行政
町長
- 山口房吉(1953年5月 - 1959年4月)
- 山口利三(1959年4月 - 1967年4月)
- 山本実(1967年4月 - 1975年4月)
- 赤木肇(1975年4月 - 1976年9月)
- 金子正(1976年10月 - 1996年10月)
- 林田誠一(1996年10月 - 2000年10月)
- 久保田寛美(2000年10月 - 合併まで)
経済
産業
かつては町内に北松炭田の炭鉱が複数あり、石炭産業で栄えたが、昭和30年代に主要エネルギーが石炭から石油へ転換したため衰退。現在では漁業およびそれに付随する水産加工業が主産業で、煮干しの生産量は日本最大である。また町内に小佐々工業団地が建設され、製造業の誘致が行われた。
地域
地名
佐世保市編入時に末尾の「免」を除去、それぞれ町名を「小佐々町○○(免の名称)」としている。
- 臼ノ浦免
- 楠泊免
- 黒石免
- 小坂免
- 田原免
- 葛籠免(つづら)
- 岳ノ木場免
- 西川内免
- 平原免
- 矢岳免
教育
中学校
町立
- 小佐々中学校
小学校
町立
- 小佐々小学校
- 楠栖小学校
交通
バス路線
一般路線バス
道路
- 高速道路なし。
- 最寄りインターチェンジは西九州自動車道相浦中里インターチェンジ。
- 一般国道なし。
県道
一般県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 大悲観公園
- 足毛馬公園
- 金子あじさい園
- 冷水岳公園
- 神崎鼻公園・日本本土最西端の碑
出身有名人
関連項目
参考文献
- 小佐々町町勢要覧
外部リンク
- コミュニティタウン・ウェッヴ・コサザ(小佐々町公式サイト)※佐世保市公式サイト内に移転