清水町 (和歌山県)
テンプレート:Infobox 清水町(しみずちょう)は、和歌山県にあった町である。2006年1月1日に同じ有田郡の吉備町・金屋町と合併し有田川町となった。
目次
地理
紀伊半島のほぼ中央、県北部では東寄りの山間部に位置し奈良県吉野郡の野迫川村と隣接する。町域は有田川の上流部分にあたり町内には北部の長峰山脈に属する雨山、床山、尖峰山、堂鳴海山、生石ヶ峰や南部の白馬山脈に属する白馬山、白井山、若藪山といった嶮しき山々が聳え立っている。当町は典型的な山村地域であり町内を流れる有田川とその支流に沿って小さな農村が点在している。北西部には二川ダムをはじめ景勝地が多数あり高野竜神国定公園に属している。
歴史
かつては当町発祥といわれる紀州和紙によって栄え、またこれも日本において当町で最初に栽培されたシュロの栽培量が日本一になったこともある。養蚕も和歌山県内で随一の盛んさを誇ったこともあったがいずれも衰退を見ている。
沿革
- 1955年(昭和30年)5月10日 - 城山村・八幡村・安諦村が合併して発足。
- 1959年(昭和34年)1月1日 - 五村および岩倉村の一部(大字粟生)を編入。
- 2006年(平成18年)1月1日 - 吉備町・金屋町と合併して有田川町が発足。同日清水町廃止。
行政
町長は田中捷之(たなか かつゆき)。1940年(昭和15年)8月14日生まれで1999年4月30日に就任、任期は2007年の4月29日までとなっている。
経済
平成12年の国勢調査によると当町の
- 第1次産業就業者数は561名、
- 第2次産業就業者数は789名、
- 第3次産業就業者数は1046名
である。
産業
かつては当町発祥といわれる紀州和紙の生産や、日本において当町で最初に栽培されたシュロの栽培、養蚕などが盛んであったが現在は過疎化が進み元気がない。「ぶどう山椒」は当町発祥の実の大きな山椒で生産量は現在も日本で1位となっている。林業も日本全国で有数の規模を誇るが外国の木材に圧されこれも不振であるというのが実情である。
姉妹都市・提携都市
- 大阪府高石市 - 1994年7月17日友好都市交流提携
以下の3町は当町も含めて清水町つながりで昭和54年(1979年)10月にお互いに締結を行った。
教育
- 高等学校
- 和歌山県立有田中央高等学校清水分校(ありだちゅうおうこうとうがっこうしみずぶんこう、清水町清水1028、[1])
- 中学校
- 清水町立八幡中学校(やはたちゅうがっこう、清水町清水430)
- 清水町立安諦中学校(あでちゅうがっこう、清水町板尾138-1)
- 清水町立白馬中学校(しらまちゅうがっこう、清水町二川7)
- 小学校
- 清水町立粟生小学校(あおしょうがっこう、清水町粟生429)
- 清水町立城山西小学校(しろやまにししょうがっこう、清水町二川361)
- 清水町立八幡野小学校(やはたしょうがっこう、清水町清水274)
- 清水町立楠本小学校(くすもとしょうがっこう、清水町楠本1)
- 清水町立久野原小学校(くのはらしょうがっこう、清水町久野原1235)
- 清水町立安諦小学校(あでしょうがっこう、清水町板尾139)
-
清水町立安諦小学校押手分校(おしてぶんこう、清水町押手33、2000年に休校)
-
交通
鉄道
町内に鉄道は走っていない。最寄の鉄道駅は西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線の藤並駅で、ここから有田鉄道(路線バス)花園線で当町に行くことができる。
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光スポット
キャンプ場なども多くある。
- 吉祥寺
- 二川ダム
- 城山神社・二川歌舞伎芝居
- 湯川渓谷
- 五段の滝
- 銚子の滝
- さがり滝
- 嶋新田
- 農林産物振興センター
- あらぎの里
- 久野原の御田 - 和歌山県指定無形民俗文化財
- 杉野原の御田舞 - 日本国指定重要民俗文化財
- 生石高原 - 生石高原県立自然公園に属す。
- 五郷渓谷