東松山バイパス (国道407号)
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東松山バイパス(ひがしまつやまバイパス)は、埼玉県東松山市大字東平から、同市高坂橋北に至る国道407号のバイパス道路である。
目次
概要
東平〜柏崎の区間と、途中新宿小学校南交差点で分岐し高坂橋北に至る、同じ国道407号東松山バイパスながら2本の道路からなる丁字型のバイパスである。
なお、東松山バイパスの全通により、東平交差点〜高坂橋交差点までの日中所要時間は、旧道利用の約30分からバイパス利用で約18分に短縮された。
東平〜柏崎区間
かつての埼玉県道熊谷入間線のうち、東松山市街地を迂回し熊谷市方面から国道254号の川越市方面へショートカットするバイパスルートとして建設された。1967年に開通し、その後の1982年には旧道とともに国道407号に格上げされた。
終点の柏崎交差点は、国道254号の群馬県藤岡市方面と国道407号の熊谷市方面とのY字路となっており分岐点となるため、柏崎交差点の川越方向は、将来的に立体交差化が可能な幅員が確保されている。なお、柏崎〜下野本間は国道254号と国道407号の重複区間となる。
新宿小学校南〜高坂橋北区間
上記区間と国道407号南側を結ぶ区間で上記区間と同時に計画され1983年に一部区間が開通したが、都幾川に架かる新東松山橋の建設に時間を要したため、全通は2007年3月25日となった。当初、全線暫定2車線であったが新東松山橋より南側の区間については2011年12月に4車線化された。国道254号との交点(下野本交差点)は立体交差となっており、国道407号 - 埼玉県道27号東松山鴻巣線がアンダーパスしている。
なお、新宿小学校南〜下野本の区間は正確には埼玉県道27号東松山鴻巣線バイパスとなっており国道407号に指定されていないが、事実上の国道407号バイパスとして機能している(一部の行先標識には国道407号のマークがついている)。この区間のみ国道407号に指定されていないのは、国道407号が新宿小学校南から柏崎を経由し、国道254号と重複して下野本まで迂回して指定されているためである。
新宿小学校南〜吉見町久米田区間
国道254号との交点である「下野本」交差点からは、新宿小学校南を経由して比企郡吉見町大字久米田に至る埼玉県道27号東松山鴻巣線バイパスとなる。入間市方面から東松山バイパスを経由し鴻巣市・加須市方面に至る。新宿小学校南交差点は、将来的に立体交差が可能な用地が確保されている。
歴史
- 1967年 - 東平〜柏崎交差点間、暫定2車線で開通。
- 19xx年 - 東平〜柏崎間4車線化完成。
- 1983年 - 新宿小学校南〜下野本北間、暫定2車線で開通。
- 1992年3月 - 高坂区間(高坂神社東〜高坂橋北間)暫定2車線で開通。
- 2000年5月 - 野本区間(下野本北〜下野本南間)暫定2車線で開通。
- 2007年3月25日 - 下野本南〜高坂神社東交差点間暫定2車線で開通。東松山バイパス全通。
- 2011年12月 - 新東松山橋南〜高坂橋北間4車線化。
- 2012年3月24日 - 埼玉県道27号東松山鴻巣線バイパス、新宿小(南)〜久米田間開通。
通過市町村
- 埼玉県
- 東松山市
接続道路
交差する道路 | 交差点名 | 最高速度 (km/h) |
車線数 (共用/計画) |
所在地 |
---|---|---|---|---|
国道407号・熊谷方面 | ||||
埼玉県道66号行田東松山線 | 東平 | 50 | 4/4 | 東松山市 |
埼玉県道271号今泉東松山線 | 天神橋 | |||
埼玉県道27号東松山鴻巣線 | 松本町 | |||
埼玉県道27号東松山鴻巣線バイパス | 新宿小南 | |||
国道254号 (東松山バイパス) | 柏崎 | |||
国道254号 (東松山バイパス) | 下野本 | 60 | 2/4 | |
埼玉県道345号小八林久保田下青鳥線 | 下野本南 | |||
埼玉県道212号岩殿観音南戸守線 | 高坂神社東 | 4/4 | ||
埼玉県道248号石坂高坂停車場線 | 毛塚 | |||
国道407号 (坂戸バイパス)・入間方面 |
重複区間
- 埼玉県道248号石坂高坂停車場線(高坂神社(東)交差点 - 毛塚交差点)
沿線
当路線沿線の多くは東松山市の一大ロードサイド店舗エリアを形成している。
- 東松山市
接続するバイパスの位置関係
(足利方面)現道 - 東松山バイパス - 坂戸バイパス(入間方面)