むさし緑園都市
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むさし緑園都市(むさしりょくえんとし)とは、都市再生機構が埼玉県中部で開発するニュータウンの総称である。
概要
増えゆく首都圏の住宅需要の中で、都市再生機構が東京都心から30~40km圏内に当たる東武東上本線と関越自動車道沿線の川越市、鶴ヶ島市、坂戸市、東松山市に開発した一連のニュータウンの総称で、総計画人口は10万1000人となっている。
特徴としては、既存市街地が点在する地域であるため、それを避けるように市街地と市街地の中間の土地を中心に開発を行っていることである。
地区によって造成された年代に差があることもあり、後期に造成された地区では都市景観に優れたデザインが評価され、高坂ニュータウンは、都市景観100選(平成9年度都市景観大賞受賞)に選定されており、また川越ニューシティいせはらでは平成5年度都市景観地区賞を受賞している。
なお、このほかこの周辺における都市再生機構造成の地区としては、東坂戸団地(坂戸市)、パークタウン五領(東松山市)があるが、こちらは、むさし緑園都市に含まれない。
地区
- 高坂駅東口第二地区(うらら花高坂) - 東松山市
- 高坂丘陵地区(高坂ニュータウン) - 東松山市
- 北坂戸地区(北坂戸駅前団地) - 坂戸市
- 坂戸入西地区(坂戸ニューシティにっさい) - 坂戸市
- 富士見地区(若葉駅東口周辺) - 坂戸市、鶴ヶ島市
- 川越鶴ヶ島地区(川鶴グリーンタウン) - 川越市、鶴ヶ島市
- 霞ヶ関地区(川越ニューシティいせはら) - 川越市