アルビレックス新潟シンガポール
テンプレート:サッカークラブ アルビレックス新潟シンガポール(アルビレックスにいがたシンガポール、テンプレート:Lang-en)は、シンガポールを本拠地とするSリーグに所属するサッカーチーム。日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するアルビレックス新潟の下部組織でもあり、主に若手選手が所属する。
目次
概要
2004年からSリーグに参加。チームの目的として、同国でのサッカーのレベルアップへの貢献と、選手の国際経験の充実化を図ることを目指している。スローガンはThe reason.(ここにある意味)。
選手は日本でスカウト・採用された選手と、アルビレックス新潟のスポンサーの1社であるNSGグループが運営する「JAPANサッカーカレッジ」(JSC)の在学者や卒業生から選抜されたメンバーが主体。なお、Sリーグの規定で外国チームという扱いになるため、全員が日本人でなければならない。アルビレックス新潟や、それ以外のJリーグチームから若手の育成先として選手の派遣を受け入れつつ、Jリーグクラブを契約満了となった若手選手、前述のJSCの履歴を持つ選手などで構成される。また、選手だけでなく若手の指導者をチーム首脳に登用したり、Jリーグのベテラン選手をコーチ兼任で派遣または現地採用するなど、選手育成だけでなく指導者の育成も行っている。近年はアルビレックス新潟シンガポールから移籍後に東南アジアを中心で活躍する選手たちを次々と輩出しており、2010年11月のポルトガル2部リーグのCFベレネンセスとのパートナーシップ契約締結や、アジア諸国の代理人とのコンタクトを密にすることで、戦略的に海外で活躍する日本人選手を生み続けようとしている。
キヤノン・シンガポールPTEがメインスポンサーとなっている。当初はアルビレックス新潟からの財政援助を受けてきたが、現在は単体で黒字を確保している。
Sリーグのチケットは各スタジアムで当日販売されており、料金は大人が5~10シンガポールドル、子どもが2ドルになる。
2010年、代表の是永大輔は『ジャイアントキリングを起こす19の方法』で漫画『GIANT KILLING』に登場する架空のクラブチームETUとアルビレックス新潟シンガポールを対比させ、クラブ経営の難しさや地域の大切さを指摘した[1]。
2011年にジャラン・ベサール・スタジアムで行われたリーグカップ (Singapore League Cup) 決勝戦でホーガン・ユナイテッドにPK戦のすえ勝利し優勝した。クラブにとって初のタイトル獲得となった。[2]
2013年2月5日、2013-14シーズンよりスペインにアルビレックス新潟バルセロナを設立し、カタルーニャ州4部リーグに参戦することが発表された。プロジェクトは日本スペイン交流400周年事業の一環として外務省の認可を受ける[3]。同年10月16日にはカンボジアにアルビレックス新潟プノンペンを設立、2014年1月からカンボジア・リーグへ参戦することが発表された[4]。
歴史
タイトル
国内タイトル
- 2011年:リーグカップ 優勝
国際タイトル なし
過去の成績
年度 | Sリーグ | カップ戦 | その他 | ||||||||
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順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | シンガポールリーグカップ | シンガポールカップ | ||
2004 | 5位/10チーム | 44 | 27 | 12 | 8 | 7 | 50 | 42 | ― | - | |
2005 | 5位/10チーム | 44 | 27 | 12 | 8 | 7 | 50 | 33 | ― | - | |
2006 | 6位/11チーム | 45 | 30 | 12 | 9 | 9 | 52 | 44 | ― | - | |
2007 | 8位/12チーム | 35 | 33 | 9 | 8 | 16 | 45 | 49 | 1回戦敗退 | - | |
2008 | 7位/12チーム | 41 | 33 | 10 | 11 | 12 | 44 | 55 | 準々決勝敗退 | 予選敗退 | - |
2009 | 7位/12チーム | 38 | 30 | 11 | 5 | 14 | 38 | 47 | 予選敗退 | 4位 | - |
2010 | 7位/12チーム | 37 | 33 | 9 | 10 | 14 | 31 | 42 | 1回戦敗退 | 準々決勝敗退 | - |
2011 | 4位/12チーム | 65 | 33 | 20 | 5 | 8 | 80 | 34 | 優勝 | 準優勝 | - |
2012 | 3位/13チーム | 43 | 24 | 12 | 7 | 5 | 37 | 26 | 準々決勝敗退 | 準々決勝敗退 | - |
2013 | 3位/12チーム | 46 | 27 | 13 | 7 | 7 | 36 | 28 | 準決勝敗退 | 4位 | - |
在籍しているスタッフ・選手 (2014年)
スタッフ
役職 | 名前 | 前所属 | 役職 | 名前 | 前所属 | |
---|---|---|---|---|---|---|
監督 | テンプレート:Flagicon 奥山達之 | アルビレックス新潟シンガポールコーチ | クラブマネージャー | テンプレート:Flagicon ヨー | ||
コーチ | テンプレート:Flagicon 松田裕貴 | アルビレックス新潟シンガポールスクールコーチ | コーチ | テンプレート:Flagicon 伊藤瑞希 | ||
コーチ | テンプレート:Flagicon 加藤純己 | トレーナー | テンプレート:Flagicon 田中康平 |
選手
Pos | No. | 氏名 | 前所属 | 備考 |
---|---|---|---|---|
GK | 1 | テンプレート:Flagicon 荻野賢次郎 | セレッソ大阪 | |
22 | テンプレート:Flagicon 岸上和樹 | 立命館大学 | ||
DF | 2 | テンプレート:Flagicon 西田大洋 | 大阪産業大学 | |
3 | テンプレート:Flagicon 藤原賢土 | 関西大学 | ||
6 | テンプレート:Flagicon 山田樹 | 立命館大学 | ||
15 | テンプレート:Flagicon 田中宗一郎 | JAPANサッカーカレッジ | ||
19 | テンプレート:Flagicon 武藤翔大 | JAPANサッカーカレッジ | ||
20 | テンプレート:Flagicon 宮川健太郎 | JAPANサッカーカレッジ | ||
23 | テンプレート:Flagicon 堀田秀平 | コンサドーレ札幌 | ||
MF | 5 | テンプレート:Flagicon 赤坂幸紀 | JAPANサッカーカレッジ | |
7 | テンプレート:Flagicon 太田圭祐 | カマタマーレ讃岐 | ||
8 | テンプレート:Flagicon 松田康佑 | 京都産業大学 | ||
9 | テンプレート:Flagicon 岡崎和也 | ファジアーノ岡山ネクスト | ||
10 | テンプレート:Flagicon 長崎健人 | 静岡産業大学 | ||
13 | テンプレート:Flagicon 吉田康也 | JAPANサッカーカレッジ | ||
14 | テンプレート:Flagicon 福崎冬也 | JAPANサッカーカレッジ | ||
16 | テンプレート:Flagicon 森崎広樹 | JAPANサッカーカレッジ | ||
24 | テンプレート:Flagicon 西尾芳 | JAPANサッカーカレッジ | ||
25 | テンプレート:Flagicon 山口誠司 | JAPANサッカーカレッジ | ||
FW | 4 | テンプレート:Flagicon 上田祐輔 | 佐川印刷SC | |
11 | テンプレート:Flagicon 坂本一輝 | 立命館大学 | ||
17 | テンプレート:Flagicon 大阪郁馬 | JAPANサッカーカレッジ | ||
18 | テンプレート:Flagicon 笹平虹 | JAPANサッカーカレッジ | ||
21 | テンプレート:Flagicon 有馬嘉祥 | JAPANサッカーカレッジ |
歴代監督・選手
監督
選手
GK
- 前田信弘(テンプレート:Flagicon 日本) 2004
- 高橋範夫(テンプレート:Flagicon 日本) 2007-2008
- 東風淳(テンプレート:Flagicon 日本) 2009
- 伊藤拓真(テンプレート:Flagicon 日本) 2012
- 原裕晃(テンプレート:Flagicon 日本) 2012-2013
DF
- 尾崎瑛一郎(テンプレート:Flagicon 日本) 2004-2007
- 新井健二(テンプレート:Flagicon 日本) 2004-2005
- 酒井悠基(テンプレート:Flagicon 日本) 2004-2005
- 野本安啓(テンプレート:Flagicon 日本) 2005
- 柴村直弥(テンプレート:Flagicon 日本) 2005-2006
- 上田常幸(テンプレート:Flagicon 日本) 2006
- 田中秀哉(テンプレート:Flagicon 日本) 2006
- 吉瀬広志(テンプレート:Flagicon 日本) 2006
- 小林亮太(テンプレート:Flagicon 日本) 2008-2009
- 西原誉志(テンプレート:Flagicon 日本) 2010
- 川上典洋(テンプレート:Flagicon 日本) 2011-2012
- 市川祐樹(テンプレート:Flagicon 日本) 2012-2013
- 福田健人(テンプレート:Flagicon 日本) 2013
- 石川雅博(テンプレート:Flagicon 日本) 2013
MF
- 山形辰徳(テンプレート:Flagicon 日本) 2004
- 中村彰宏(テンプレート:Flagicon 日本) 2004
- 中島ファラン一生(テンプレート:Flagicon 日本、テンプレート:Flagicon カナダ) 2004-2005
- 和久井秀俊(テンプレート:Flagicon 日本) 2004-2005
- 栗原明洋(テンプレート:Flagicon 日本) 2004-2005
- 橋本卓(テンプレート:Flagicon 日本) 2005-2006
- 鈴木健児(テンプレート:Flagicon 日本) 2006
- 吉澤正悟(テンプレート:Flagicon 日本) 2007
- 岡山哲也(テンプレート:Flagicon 日本) 2007-2008
- 松本憲(テンプレート:Flagicon 日本) 2009-2010
- 飛弾暁(テンプレート:Flagicon 日本) 2010
- 市原充喜(テンプレート:Flagicon 日本) 2010
- 乾達朗(テンプレート:Flagicon 日本) 2010-2011
- 松井敬佑(テンプレート:Flagicon 日本) 2010-2012
- 櫻田真平(テンプレート:Flagicon 日本) 2011
- 奥山武宰士(テンプレート:Flagicon 日本) 2011-2012
- 鈴木慎吾(テンプレート:Flagicon 日本) 2013
- 下野淳(テンプレート:Flagicon 日本)
- 白鳥雄平(テンプレート:Flagicon 日本)
- 小林啓太(テンプレート:Flagicon 日本)
FW
- 末岡龍二(テンプレート:Flagicon 日本) 2004
- 村上範和(テンプレート:Flagicon 日本) 2004-2005
- 中村幸聖(テンプレート:Flagicon 日本) 2005
- 高瀬証(テンプレート:Flagicon 日本) 2007-2009
- 土井良太(テンプレート:Flagicon 日本) 2008
- 足立原健二(テンプレート:Flagicon 日本) 2009
- 井畑翔太郎(テンプレート:Flagicon 日本) 2011
- 斎藤陽介(テンプレート:Flagicon 日本) 2011
- 山腰泰博(テンプレート:Flagicon 日本) 2012
- 神村奨(テンプレート:Flagicon 日本) 2012
- ブルーノ・カスタニェイラ(テンプレート:Flagicon 日本) 2010-2011,2013
- 征矢智和(テンプレート:Flagicon 日本)
- 西裕貴(テンプレート:Flagicon 日本)
脚注
関連項目
他の日本チームによる海外サテライト
- 湘南ベルマーレ#日系ベルマーレ(パラグアイ地方2部リーグ在籍)
- 横浜FC香港(香港ファーストディビジョンリーグ所属)
外部リンク
テンプレート:Navboxes- ↑ 是永大輔「クラブ経営はつらいよ。ETUとアルビSの経営論」『ジャイアントキリングを起こす19の方法』東邦出版、2010年、ISBN 978-4809409097
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ アルビレックス新潟バルセロナ 外務省公認事業プロジェクトに認定 アルビレックス新潟バルセロナ 2013年2月5日
- ↑ アルビレックス新潟FCプノンペン、創立! アルビレックス新潟 2013年10月16日