岩手県営野球場
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テンプレート:野球場情報ボックス 岩手県営野球場(いわてけんえいやきゅうじょう)は、岩手県盛岡市にある野球場。施設は岩手県が所有し、岩手県スポーツ振興事業団が指定管理者として運営管理を行っている。
歴史・概要
岩手国体を前にした1970年4月30日完成。以来、全国高等学校野球選手権岩手大会の主会場としての使用をはじめ、硬式・軟式問わず多くのアマチュア野球公式戦が行われている。また、プロ野球公式戦が年間1~2試合程度開催されており、岩手県の代表的な野球場である。
プロ野球公式戦は、完成年にヤクルトスワローズ対大洋ホエールズ戦が開催されている。以降、ヤクルト、大洋・横浜の他、読売ジャイアンツ、広島東洋カープ、阪神タイガース、日本ハムファイターズ、オリックス・ブルーウェーブなどが主催公式戦を開催。2005年からは東北楽天ゴールデンイーグルスの公式戦が年1~2試合開催されている(2012年は予定されていた1試合が降雨ノーゲームとなった[1])。
2012年7月23日には岩手県内初となるオールスターゲーム(第3戦)が東日本大震災の被災地の小中高校生約2400人を招待して行われた[2]。
施設概要
- グラウンド面積:13,677m2
- 両翼:91.5m、中堅:122m
- 内野:クレー舗装、外野:天然芝(高麗芝)
- 照明設備:1000w×6基(最大照度:投捕間:2300Lx、内野2200Lx、外野1038Lx)
- 収容人員:25,000人(内野:背もたれ付きセパレート式、外野:芝)
- スコアボード:磁気反転式(LED式フリーボードあり、ボールカウントは2012年より『SBO』点灯から『BSO』点灯に改修)
- フリーボードはイニングスコア表示部下に設置されている。スコアボードがパネル式だった頃に設置されていた「ホームランランプ」(本塁打が出ると点灯する)に代わる設備として、改修時に設けられたもの。尚、フリーボードは2005年から球速表示にも対応している。また、2009年までは電球式だった。(色は赤のみ)
- 屋内練習場が1塁・3塁側双方のスタンド下に設置。プロ野球での使用の際には、グラウンド内のブルペンを使用しないで、屋内練習場内のブルペンを使用することがある。
ジェット風船について
- この球場でジェット風船を飛ばすことは禁止という説がある。2004年に開催された横浜主催試合(ヤクルト戦)では「ジェット風船使用禁止」の場内アナウンスがあった。
- しかし実際には、2005年より開催されている東北楽天の主催試合、それ以前に開催された広島主催試合においては、禁止されることはなく普通に使用することが出来、球場売店でもジェット風船が販売されている(ジェット風船を販売する売り子が場内を巡回したケースもある)。
- このことから、球場ルールとしては禁止されてはいないが、主催球団によって対応が異なる模様である(横浜は2012年まで本拠地の横浜スタジアムでジェット風船使用が禁止されており、それに則ったものと考えられる)。
交通
- JR東日本 盛岡駅東口11番のりばより岩手県交通バス「(310)山岸経由 松園ニュータウン」行などで「県営野球場前」下車後徒歩約3分
- プロ野球等開催時は盛岡駅発盛岡バスセンター経由の臨時バス運行あり
- 東北自動車道・盛岡ICより約30分
- 球場周辺の国道455号や市道は、普段から通勤ラッシュ時の渋滞が激しい。このためプロ野球が平日ナイターで開催される場合は、夕刻の通行車両が通常時よりも多くなるため、バスを利用して球場に来訪する際には注意が必要となる。
- 球場駐車場はあるものの狭隘であるため、来場者が多いプロ野球や夏の高校野球岩手県大会開催の際には、関係者・マスコミ車輌と臨時バス待機場(プロ野球開催時)で使われるため、一般車両は利用できない。
- なお、球場周辺の地元住民が、私有地を有料駐車場として開放することがあるが、これら駐車場は主催者非公認であるため、チケットなどでは「駐車場はない」ことと「公共交通機関での来場」が呼びかけられる。
脚注
- ↑ 2012/7/31(火) 楽天 対 福岡ソフトバンク - パ・リーグTV、2012年8月30日閲覧。
- ↑ 「心ひとつに」岩手での球宴客席に被災地の小中高校生2400人 2012年7月23日 - Sponichi Annex、2012年8月30日閲覧。