ジョン・デサグリエ
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ジョン・デサグリエ(John Theophilus Desaguliers)またはジャン・デサグリエ(Jean-Théophile Desaguliers, 1683年3月12日 - 1744年2月29日)はフランス生まれのイギリスの科学者である。フリーメイソンの有力なメンバーの一人である。表記はデザグリエ、デサグリアス、デザグリアスなどもある。
ユグノー教徒の子供としてラ・ロシェルに生まれ、11歳のときナントの勅令の廃止により家族とともにイギリスに逃れた。オクスフォード大学のクライスト・チャーチ・カレッジで神学、古典を学び1710年に輔祭となった。同時に自然科学を学んだ。1712年にロンドンに出てアイザック・ニュートンや他の王立協会のメンバーの知己を得て1714年、王立協会のメンバーになった[1]。
スティーヴン・グレイに次いで、導体と不導体の差異を認識した最も初期の人物である。その概念を表す用語、"electrics"(電気的性質)と"nonelectrics"(非電気的性質)を創り出したのは彼である。ただし前者が不導体、後者が導体を意味する。摩擦した際に帯電するかどうかに着目しての名称だからである。[2]
ニュートンの理論を広める A course of Experimental Philosophy を出版し、1734年に王立協会からコプリ・メダルを受けた。デサグリエはコプリ・メダルを3回受賞した。
発明家としても活躍し、トーマス・セイヴァリの蒸気機関の安全弁や蒸気による暖房機を発明した。
出典
- ↑ テンプレート:FRS
- ↑ 城阪俊吉著『エレクトロニクスを中心とした年代別科学技術史(第5版)』日刊工業新聞社、2001年