茨城県道・栃木県道41号つくば益子線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
茨城県道・栃木県道41号つくば益子線(いばらきけんどう・とちぎけんどう41ごう つくばましこせん)は、茨城県つくば市から栃木県芳賀郡益子町に至る県道(主要地方道)である。
目次
概要
茨城県つくば市上大島を起点に北上して、桜川市の真壁町地区、同市岩瀬地区を経由して終点の栃木県益子町まで南北に続く延長約36㎞の主要地方道である。 つくば市から岩瀬までの区間は、かつての筑波鉄道筑波線(現在は茨城県道501号桜川土浦自転車道線)とほぼ併走するルートである。起点から桜川市真壁町酒寄までの一部区間(約1.4㎞)は、旧筑波線鉄道線路跡用地を県が買い取り本路線のバイパスとして整備した経緯から、桜川土浦自転車道線を走行してきた自転車は同区間が重複区間となり、当道の歩道部分を走行することになる。 テンプレート:節stub
路線データ
- 総延長:36.558km(茨城県区間:28.186km、栃木県区間:8.372km)
- 実延長:35.340km(茨城県区間:26.968km、栃木県区間:8.372km)
- 起点:茨城県つくば市上大島(茨城県道14号筑西つくば線交点)
- 終点:栃木県芳賀郡益子町大字益子(栗崎交差点=国道294号交点)
- 認定:1972年(昭和47年)3月1日
歴史
1972年(昭和47年)3月1日、前身にあたる県道岩瀬真壁線、県道岩瀬益子線の全部および県道赤浜上大島真壁線の一部を廃止[1] ・統合して、新たな主要地方道として起点を茨城県筑波郡筑波町、終点を栃木県芳賀郡益子町とした区間を県道筑波益子線として路線認定された。1995年(平成7年)には、路線名称と路線番号が現在の県道つくば益子線(整理番号41)に変更され、現在に至る。
年表
- 1959年(昭和34年)10月14日:本路線の前身である県道岩瀬真壁線(岩瀬町岩瀬 - 真壁町真壁、図面対照番号96)、県道赤浜上大島真壁線(明野町赤浜 - 真壁町真壁、図面対照番号97)、県道岩瀬益子(岩瀬町岩瀬 - 益子町、図面対照番号233)、が茨城県より線路線認定される[2]。
- 1972年(昭和47年)3月1日 - 茨城県道筑波益子線(整理番号39)として認定[3]。
- 1974年(昭和49年)2月5日 - 栃木県道筑波益子線として認定。
- 1995年(平成7年)3月30日 - 茨城県区間において、筑波町が合併によりつくば市となったことからつくば益子線に改称。栃木県道側は改称実施せず、筑波益子線の名称を維持。同時に整理番号が整理番号39から現在の番号(整理番号41)に変更される[4]。
- 1998年(平成10年)3月19日 - 真壁郡真壁町大字酒寄から同郡同町大字椎尾までの旧道区間(2.508km)が県道指定解除により町道降格する[5]。
- 2008年(平成20年)4月1日 - 栃木県道側がつくば益子線に改称。
路線状況
重複区間
- 国道50号(茨城県桜川市鍬田の「鍬田」交差点 - 同市西桜川の「元岩瀬」交差点:約1.2㎞)
- 茨城県道501号桜川土浦自転車道線(起点 - 桜川市真壁町酒寄:約1.4㎞)
道路施設
- 本沼ロードパーク(栃木県芳賀郡益子町本沼)
地理
茨城県内は、筑波山地の西側山麓に沿って南北に縦貫する。
通過自治体
- 茨城県
- つくば市 - 桜川市
- 栃木県
- 芳賀郡益子町
交差する道路
- 茨城県道148号東山田岩瀬線(桜川市椎尾)
- 茨城県道150号月岡真壁線(桜川市田)
- 茨城県道7号石岡筑西線(桜川市・消防署前交差点)
- 茨城県道218号大塚真壁線(桜川市白井)
- 茨城県道149号横塚真壁線(桜川市長岡)
- 茨城県道343号木崎雨引停車場線(桜川市大曽根交差点)
- 国道50号(桜川市鍬田~西桜川)
- 茨城県道289号富谷稲田線(桜川市富谷)
- 栃木県道・茨城県道119号真岡岩瀬線(桜川市大泉)
- 茨城県道・栃木県道257号西小塙真岡線(芳賀郡益子町長堤)
- 栃木県道230号下大羽益子線(芳賀郡益子町益子交差点)
沿線
- つくばわんわんランド(つくば市沼田)
- 雨引観音(桜川市本木)
- 富谷観音(桜川市富谷)
- 真岡鉄道益子駅(芳賀郡益子町大字益子)
参考文献
- 栃木県県土整備部道路保全課 『道路現況調書 平成19年4月1日現在』、2008年。