ネッビオーロ
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ネッビオーロ (Nebbiolo) は、イタリア共和国の北部、ピエモンテ州やロンバルディア州、ヴァッレ・ダオスタ州で生産される黒ブドウの品種。最高級赤ワインとされるバローロやバルバレスコはこの品種から作られる。土壌と日当り等の栽培条件がきわめて難しい。
基本的には非常に色が濃く、若い間はタンニンと酸味の強い赤ワインとなり、樽の中で3年から4年熟成されると味わいが広がり高級ワインとなる。
ネッビオーロという名はクーネオ県での呼び名で、他の県ではスパンナ(Spanna)、ロンバルディアではキアヴェンナスカ(Chiavennasca)、ヴァッレ・ダオスタではピクトゥネール(Picoutener、イタリア語でPicotendro)などと呼ばれる。
この品種の代表的なDOCGワイン
- Barbaresco (バルバレスコ) - ピエモンテ州クーネオ県バルバレスコ ネッビオーロ100%
- Barolo (バローロ) - ピエモンテ州クーネオ県バローロ ネッビオーロ100%
- Gattinara (ガッティナーラ) - ピエモンテ州ヴェルチェッリ県ガッティナーラ ネッビオーロ90%
- Ghemme (ゲンメ) - ピエモンテ州ノヴァーラ県ゲンメ ネッビオーロ65-85%
- Valtellina Superiore (ヴァルテッリーナ・スペリオーレ) - ロンバルディア州ソンドリオ県 ネッビオーロ90-100%
(DOCG=Denominazione di Origine Controllata e Garantita、イタリアの統制保証付原産地呼称ワイン)
この品種の代表的なDOCワイン
- Nebbiolo d'Alba ネッビオーロ・ダルバ ピエモンテ州クーネオ県アルバなど
(DOC=Denominazione di Origine Controllata、イタリアの統制原産地呼称ワイン)