神戸市立葺合高等学校

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神戸市立葺合高等学校(こうべしりつふきあいこうとうがっこう, Kobe Municipal Fukiai High School)は、兵庫県神戸市中央区野崎通一丁目に所在する市立高等学校

設置学科

全日制課程

概要

歴史
1939年昭和14年)に開校した「神戸市立神戸中学校」(旧制中学校)を前身とする。2009年平成21年)に創立70周年を迎えた。
校訓
「自主の人たれ、創造の人たれ、 世界の人たれ」

沿革

旧制中学校時代
  • 1939年(昭和14年)
  • 1943年(昭和18年)
  • 1945年(昭和20年)
    • 3月 - 修業年限4年施行の前倒しにより、1940年(昭和15年)に入学した5年生と1941年(昭和16年)に入学した4年生の合同卒業式を挙行。
    • 4月1日 - 授業を停止。ただし学徒勤労動員は継続。
    • 6月5日 - 神戸大空襲により校舎全焼。
    • 8月15日 - 終戦。
    • 9月1日 - 同区内の神戸市立雲中国民学校(現・神戸市立雲中小学校)敷地内にて授業を再開。
  • 1946年(昭和21年)
    • 4月1日 - 修業年限が5年に戻る(4年で卒業することもできた)。
    • 9月1日 - 有馬郡道場村(現・神戸市北区道場町)の道場国民学校(現・神戸市立道場小学校)敷地内に移転。
  • 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制の実施)が行われる。
    • 旧制中学校の生徒募集を停止(1年生不在)。
    • 新制中学校を併設し(名称:神戸市立神戸中学校併設中学校、以下・併設中学校)、旧制中学校1・2年修了者を新制中学校2・3年生として収容。
    • 併設中学校は経過措置としてあくまで暫定的に設置されたため、新たに生徒募集は行われず、在校生が2・3年生のみの中学校であった。
    • 旧制中学校3・4年修了者はそのまま旧制中学校に在籍し、その4・5年生となった(4年で卒業することもできた)。
新制高等学校
  • 1948年(昭和23年)
    • 4月1日 - 学制改革(六・三・三制の実施)により、旧制中学校が廃止され、新制高等学校神戸市立神戸高等学校」(男子校)が発足。修業年限を3年とする。
      • 旧制中学卒業者(5年修了者)を新制高校3年生、旧制中学4年修了者を新制高校2年生、併設中学校卒業者(3年修了者)を新制高校1年生として収容。
      • 併設中学校は新制高校に継承され(神戸市立神戸高等学校併設中学校)、在校生が1946年(昭和21年)に旧制中学校へ最後に入学した3年生のみとなる。
    • 5月25日 - 兵庫県立第二神戸女子高等学校の敷地内に移転し、併設の形をとる。
    • 9月1日 – 併設の兵庫県立第二神戸女子高等学校が兵庫県立夢野台高等学校に改称され、男女共学を開始。
  • 1949年(昭和24年)
    • 3月31日 - 併設中学校を廃止。旧制中等教育学校4・5年から新制高等学校(全日制)3年への修業年限の移行が完了する。
    • 4月 - 小学区制強行により、県立・市立の振り分けが混乱する。
  • 1950年(昭和25年)7月1日 - 兵庫県立夢野台高等学校と神戸市立神戸高等学校が統合され、「兵庫県立神戸市立神戸夢野台高等学校」と改称。
合併と改称に関する経緯については、兵庫県立夢野台高等学校の項を参照のこと。
  • 1951年(昭和26年)4月1日 - 兵庫県立神戸市立夢野台高等学校が兵庫県立神戸夢野台高等学校と「神戸市立葺合高等学校[1]」(現校名)の2校に分離。
    • 神戸市立葺合高等学校は旧・神戸市立第一中学校のあった葺合区(現・中央区)に校地を移転・復帰。
    • 校歌を制定。
  • 1964年(昭和39年)9月8日 - 神戸市灘区六甲山に「六甲山学舎」を開設。
  • 1986年(昭和61年)4月1日 - 英語科を設置。
  • 2003年(平成15年)4月1日 - 英語科の募集を停止し、国際科を新設。
  • 2005年(平成17年)3月31日 - 英語科を廃止。
  • 2008年(平成20年)5月23日 - 台湾国立台中第一高級中学と姉妹校提携を結ぶ。
  • 2011年(平成23年)2月15日 - 校舎の老朽化対策と耐震化を理由に、現在地で全面建て替え工事を矢田市長が定例会見で発表。[2]
    • 2012年度に着工、2014年度に完成予定。校舎は普通教室などが入る6階建ての南棟をはじめ、体育館棟、多目的棟、国際交流棟の4棟となる見通し。[3] また、同時に近隣の上筒井小学校、筒井台中学校を小中一貫校として整備し、葺合高校と3校でグラウンドを共有する予定。
  • 2014年(平成26年)3月28日 - スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定。平成26年度から5年間の予定。[4]

校風

教育方針として、「自主の人たれ・創造の人たれ・世界の人たれ」を掲げている。

国際科の併設で毎年帰国子女を受け入れている。また、かつては制服もなかったことから自由な雰囲気が漂い、その自由な校風にあこがれ、受験生からの人気は依然高い。

特色

  • 毎年6月に行われる、文化祭である葺高祭は、例年大変な盛り上がりを見せている。
  • 設置されている国際科は、毎年帰国子女を多数受け入れており、国際性の豊かな学校である。英語教育に力を入れており、英語能力は全国でもトップレベルで[英語の葺合] と呼ばれることもある。また、実用英語技能検定での準1級、1級の取得者も多数いる。英検についての参照http://www.eiken.or.jp/eikentimes/homon/20080201.html
  • ユネスコ・スクール加盟校である。
  • 台湾国立台中第一高級中学とは姉妹校であり、交流が盛んである。

部活動

運動部
  • 野球部
  • 陸上競技部
  • バスケット部
  • サッカー部
  • 剣道部
  • 柔道部
  • なぎなた部
  • 卓球部
  • ソフトテニス部
  • バレー部
  • 水泳部
  • 体操部 (部員減少及び校舎建て替えによる活動場所不足のため募集停止)
  • 野外活動部
  • 女子ハンドボール部
  • 硬式テニス部
  • 少林寺拳法部 - 2010年、第37回全国高等学校少林寺拳法大会全国大会出場。
  • 野外活動部
文化部
  • 吹奏楽部 - 第59回兵庫県吹奏楽コンクール銀賞
  • 文芸部
  • 物理研究部
  • 生物研究部
  • 地学研究部
  • E・S・S部
  • 美術部
  • コーラス部 - 2010年、第34回全国高等学校総合文化祭合唱部門に兵庫県代表として出場。
  • 写真部
  • 茶道部
  • 箏曲部(人数不足のため現在活動休止中)
  • コンピューター研究部
  • 放送部
同好会
  • 国際交流クラブ
  • すぎな会
特別委員会その他
  • 図書委員会
  • 応援団

著名な出身者

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. 現校名に改称する以前の2年間(1949年1951年)は、神戸市立第三神港商業学校の後身校(現在の神戸市立六甲アイランド高等学校の前身)が葺合高校の名を使用していた(神戸市立灘商業高 → 神戸市立葺合高 → 神戸市立神戸商業高)。また、旧葺合高校の普通科は移転時に本校に統合された。
  2. [1]神戸市:定例会見 2011年(平成23年)2月15日
  3. [2]葺合高校改築計画(案)の概要 2011年10月22日閲覧
  4. [3]文部科学省:平成26年度スーパーグローバルハイスクールの指定について 2014年(平成26年)3月28日