トルコ記念館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トルコ記念館(トルコきねんかん、テンプレート:Lang-tr)は、和歌山県串本町の紀伊大島にある町立の博物館。1890年(明治23年)9月16日に紀伊大島沖で遭難したオスマン帝国(現在のトルコ)のフリゲート艦エルトゥールル号の模型や乗員の遺品のほか、トルコ政府から寄贈された品々を展示している。
由来
記念館の由来は、オスマン皇帝の特使を乗せて日本に派遣されたエルトゥールル号が、帰国の途にあった1890年(明治23年)、樫野埼灯台近くで座礁したことにある。犠牲者587名という大惨事であったが、地元大島村(現串本町)の人々はトルコ人の遭難者に温かい対応を行ったことが、日本とトルコの友好の始まりとして有名なエピソードになっている。
トルコ記念館はこの出来事を記念し、1974年(昭和49年)12月に遭難現場付近の紀伊大島に建設された。2階展望台からはエルトゥールル号が座礁した地点を見ることができる。
施設概要
交通
周辺情報
脚注
関連項目
外部リンク
- 本州最南端の町串本町(串本町公式サイト) - 「観光スポット>観光施設」を参照。
- トルコ軍艦「エルトゥールル号」遭難(串本町観光協会)テンプレート:Pref-stub