定額制
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定額制(ていがくせい)は、一定期間(年、月、日など)あたり一定価格でいくらでもサービスを供用する課金システムである。
対義語は、供用されたサービスに応じた課金をする従量制である(コンテンツ単位の場合はペイ・パー・ビューと呼ばれる)。定額と従量を組み合わせた課金(基本料金+利用料の類)も多い。
メリットとデメリット
利用者のメリット
- 多く使う者にとっては割安となる。
- 利用毎の支払いの手間がなくなる。
- 料金を気にせず利用できる。
利用者のデメリット
- サービス内容の変更、気づかなかった問題点、利用者自身の状況の変化や飽きなどにより、定額期間終了前に使わなくなる・使えなくなる可能性がある。
- 利用開始時にまとまった金が必要である。
- 個人情報を求められる機会が多い。
- 過剰に時間を費やしてしまい、生活に悪影響を及ぼす惧れがある。
事業者のメリット
- 料金徴収の手間が減る。
- 収入が前倒しになる。
- 利用者を囲い込める。定額期間が続いている間はサービスから離れたり同業他社に流れる心配が少ない。
事業者のデメリット
- 定額制利用者にサービスを占有される惧れがある。
- サービス中止や変更が難しい。
定額制の例
- 電気通信サービス
- オンラインゲームの定額課金制。
- 株式、証券取引における手数料定額制
- 訪問介護定額制
- 交通機関の定期券
- 娯楽施設の年間パスポート
- 有料ウェブサイトの年間購読
- 社員研修やビジネスセミナーの年間定額制(受け放題)