三国港駅
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三国港駅(みくにみなとえき)は、福井県坂井市三国町宿1丁目にある、えちぜん鉄道三国芦原線の駅である。
駅構造
駅舎・ホームは線路の北(市街地)側に設置されている。単式ホーム1面1線を有する地上駅で無人駅になっている。木造平屋建ての駅舎であるが2010年3月に改修された[1]。この改修は、旧駅舎の建材を利用して、同じ構造にしあげたものである。改修前の駅舎は国有鉄道三国線時代の駅舎を利用したため、えちぜん鉄道による改装を受けているものの窓口などに当時の面影を残すものとなっていて待合室として使用されていた。また、国鉄時代の面影はホームの有効長にもみられ、かなり長い。
線路はホームを越えて続いていて、留置線として使われている。本線部分との境界には入換信号機が建植されている。
この留置線で夜間滞泊が設定されており、停止位置目標が設置されている。
別に側線が設置されているが、花火大会の臨時列車用として使われている。
駅周辺
もともと三国港(みくにこう)の貨物取り扱いの駅として設置され、今でも福井県漁連や海水浴場など、海岸に関連する施設に近い。 駅正面に駐輪場、裏に市営有料の駐車場(52台)がある。 駅東側(三国駅より)にある眼鏡橋(写真参照)は、国登録有形文化財(2004年7月23日登録)[2]。 駅裏手(南)は九頭竜川の日本海への河口が迫る。ただし対岸へは国道305号線の新保橋まで出る必要がある。
- 三国サンセットビーチ
- 三国温泉ゆあぽーと
- 三国朝市
- 三国ヨットハーバー
- 三国運動公園
- 瀧谷寺
歴史
- 1913年(大正2年)1月1日 - 三国駅構内扱いとして、国有鉄道三国線の三国港荷扱所が開設される。
- 1914年(大正3年)7月1日 - 三国駅から分離、三国港駅として開業。貨物駅で、旅客営業は臨時で行われていた。
- 1927年(昭和2年)12月15日 - 通年旅客営業開始、一般駅となる。
- 1944年(昭和19年)10月11日 - 国有鉄道三国線の駅としては休止。京福電気鉄道が休止線を使用し乗り入れ、同社の三国港駅が開業。
- 1972年(昭和47年)3月1日 - 日本国有鉄道三国線廃線に伴い、休止中の国鉄三国港駅廃止。
- 1981年(昭和56年) - 無人駅になる。
- 2001年(平成13年)6月25日 - 越前本線での事故のため、当駅も営業休止になる。
- 2003年(平成15年)8月10日 - えちぜん鉄道の駅として営業再開。
- 2010年(平成22年)3月12日 - 駅舎改修工事完了。
隣の駅
- えちぜん鉄道
- テンプレート:Color三国芦原線
- 三国駅 - 三国港駅
脚注
- ↑ 【福井】えちぜん鉄道の三国港駅が改修完了 大正のぬくもり残す 中日新聞 2013年12月25日閲覧
- ↑ 「眼鏡橋」福井県の文化財