スノーパーク面白山
テンプレート:スキー場 スノーパーク面白山(スノーパークおもしろやま)は、山形県山形市の奥羽山脈南面白山の北斜面にあるスキー場。旧名は「面白山高原スキー場」。蔵王国定公園の第二種特別地域内にある[1]。仙山観光開発株式会社(山形市)が運営している。
スキーおよびスノーボード全面滑走可。開場期間は、例年12月中旬~3月31日の8:30~16:00で、ナイター設備はない。
リフトの修理が間に合わなかったため、2009年度(平成21年度)は営業休止となった[2]。 2010年度(平成22年度)も営業休止すると発表した[3]。仙山観光開発が運営から撤退し、営業権を面白山オーシャンスキー場に譲渡した。東日本大震災による仙台空港韓国便の休止などの影響により2012年度(平成24年度)まで営業を見送り、2013年度の再開を目指すとしていたが[4]、2013年度も営業休止となっている。
概要
スノーパーク面白山は、山形県の主要部である村山地方と宮城県の主要部である仙台都市圏にはさまれた両県境付近にあり、両都市圏を結ぶ仙山線沿いに存在する。年間利用客は約1万人で、その8割は仙台方面からの客が占めるとされる[2]。
奥羽山脈を貫通する区間が開通して仙山線が全通した1937年(昭和12年)11月10日、新設区間に面白山仮乗降場(現・面白山高原駅)も新設され、これが今でも当スキー場への唯一のアクセス手段となっている。スキー場への接続道路は存在するが、除雪しないため冬季通行止めとなり、緊急車両も含めてスキーシーズン中は通行不可となる。このため、「全国で唯一鉄道でしかいけないスキー場」となっている。
また、プラットホームでスキーを履いて、そのまま駅構内にあるリフト乗り場まで行ける。すなわち「ゲレンデの中に駅がある」という特殊な構造となっている。そのため、仙台や山形の市街地の駅からスキーウェアを着、スキー靴を履いたまま、まるでゲレンデ内にいるような出で立ちで仙山線に乗り込む者がよく見られる。
一般的なスキー場には、最終的に車やバスで到達しなくてはならず、スリップ事故のリスクが付きまとうが、当スキー場は、電車で気軽に行くことが出来、また、アクセスに定時性がある。そのため、一日の内で都市生活とスキー・スノーボードが両立でき、両都市圏から多数のスキーヤーやスノーボーダーが訪れる。また、仙山線沿いにある温泉街(山形県天童温泉や宮城県作並温泉など)や市街地のビジネスホテルなどに泊まれば、一般的なスキー旅行のように山麓の旅館に泊まってアフタースキーの時間を持て余すこともない。
アクセス
- JR仙山線・面白山高原駅下車。徒歩0秒。
- 自動車の場合は、最寄駅(愛子・作並・山寺)にある駐車場(500円/日~)に駐車し、仙山線乗り換え。
- 東照宮駅、北山駅、国見駅は周辺に駐車場がなく、前二者は非常にわかりにくい場所にあるため、地域住民以外の利用は困難である。
脚注
関連項目
- 面白山
- 蔵王連峰
- 蔵王国定公園
- 八森スキー場(かつて宮城県内の仙山線沿いにあったスキー場。最寄駅の八ツ森仮乗降場は面白山仮乗降場と同時開業)
- 仙台まるごとパス
- ガーラ湯沢スキー場 - ガーラ湯沢駅と直結している。