鹿家駅
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鹿家駅(しかかえき)は、福岡県糸島市二丈鹿家にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑肥線の駅である。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎からホームには跨線橋を渡って出入りする。
無人駅で、ホーム北側にプレハブの駅舎(簡易待合所)がある[1]。簡易型(食券・入場券用タイプ)の自動券売機が設置されている。
利用状況
2010年度の1日平均乗車人員は79人である。
乗車人員推移[2] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2005年 | 108 |
2006年 | 104 |
2007年 | 90 |
2008年 | 89 |
2009年 | 82 |
2010年 | 79 |
駅周辺
旧・二丈町の西の外れに位置しており、周辺に民家は少なく、小さな漁港と旅館がある。筑肥線に並行する形で通る国道202号からは細い坂道を上って100mほど。
- 姉子浜の鳴き砂 - 北へ1.5km
歴史
筑肥線の前身である北九州鉄道の最初に開業した区間の駅であり、筑肥線では最も古い駅の一つである。
- 1923年(大正12年)12月5日 - 北九州鉄道の駅として開業。
- 1937年(昭和12年)10月1日 - 北九州鉄道が国有化され、鉄道省(国有鉄道)の駅となる。
- 1938年(昭和13年)3月 - 木造の駅舎が完成[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、九州旅客鉄道に承継。
- 2010年(平成22年)3月13日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。
- 2012年(平成24年)3月23日 - プレハブの新駅舎が完成。木造の旧駅舎が閉鎖[1]。
駅舎
2012年(平成24年)3月までは、1938年(昭和13年)に完成した木造の駅舎が使われていた[1]。しかし、老朽化で痛みが激しいことなどからプレハブの新駅舎が建設されることとなり、2012年3月の新駅舎完成に合わせて、木造の旧駅舎は閉鎖された[1]。新駅舎建設に際して、市民の間から旧駅舎の保全と活用を求める声があがり、JR九州も市への譲渡に前向きな姿勢を見せたものの、維持・管理の問題で実現せず、同年夏前に取り壊された[1]。
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- 筑肥線
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- 通過
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