XOOPS

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テンプレート:Infobox XOOPS(ズープス) は コンテンツマネージメントシステム(CMS)、PHPで記載されている。ユーザーはWebサイトを多数のモジュールとテーマを用いて構築・更新する。 XOOPS はGPLに基づいて無償で公開されており、修正・再配布する事ができる。

概要

XOOPS は"eXtensible Object Oriented Portal System"を略している。ポータルシステムとして開始したが、現在はWebアプリケーションプラットフォームとして発達している。モジュールをインストールする事で、小規模から大規模までの様々なWebサイトの構築に使用できる。例えば、小規模なXOOPS利用として個人的なブログを生成できる。これは詳述し、カスタマイズすることができる。更にモジュールを追加する事で、ニュース・フォーラム(掲示板)・ダウンロードなどの様々なコンテンツをユーザが追加する事ができる。常に更新・改善する事ができる。[1] 世界中でXOOPSの利用があり、多くの言語でXOOPSの書籍も出ている。[2]

歴史

賞・認知・業績

XOOPS は多数の賞・認知を受けている。 SourceForge.net's 2006 Community Choice Awards のデベロッパーカテゴリーでFirst Runner-Upの地位を得ている。 eWeekによるテストのためのオープンソース CMSとしての評判のために選ばれている。 ドイツの Chip Magazineで2008年に賞を受けている。 Adobe Edge MagazineのCMSトップ3に挙げられている。 ONDDで医学プロジェッショナルのトップオープンソースCMSの一つに挙げられている。 2009 Grand Prize in OSS Challenge in Koreaを受け取る。 2008年 China-Japan-Korea Open Source Software Contest Award を受賞。 Packt 出版によって組織されたOpen Source CMS Awards のトップ5のCMSとしてあげられる。[9] 2009 Best Overall CMS Award category のトップ5ファイリストに選ばれる。[10] XOOPS 創始者であるOnokazu氏、および開発リーダーであるTaiwen Jiangは、2008年2009年のPackt awardsで"Open Source CMS Most Valued People"に選出されている。

特徴

コミュニティ
XOOPS は GNU General Public License (GPL) の条件下で公開されており、XOOPSの成長・発展は世界的なコミュニティ努力の貢献に依存する。
データベース
XOOPS は データベース (主に MySQL) を用いてデータを格納し、WebベースのCMSを実行する。
先進のアクセスコントロールレイヤー
管理者は編集・削除・アップロードのような操作、ユーザーやグループに対し特定のアクセス権を許諾する事ができる。
モジュール化
管理システムからモジュールをインストール・アンインストール・有効化・無効化し、使用する事ができる。
モジュールを使用
XOOPSは許可・コメント・通知・ブロック機能のようなモジュールにより用いる、いくつかの主な特徴を備える。
個人化
管理者は特定の許可をユーザーやアクセス、またウェブサイトにある個々の要素に設定する能力がある。
ユーザ管理
ユーザ検索、テンプレート・ベースのE-mailおよびプライベートメッセージによるメッセージ発信。
多国語サポート
XOOPSのコミュニティは、世界中に公式サイトがある。さらに、XOOPS自体はマルチ・バイト文字セットを支える。これには日本語が含まれる。
テーマベースのスキンを変更できるインターフェース
XOOPSはページ表示にテーマを使用する。 管理者・ユーザはテーマを選択し、Webサイトの表示を変更する事ができる。
テンプレート
XOOPSはロジック間の簡素化やキャッシュ機能のため、Smartyをテンプレートエンジンとして使用する。
LDAP認証を備える。
SEOアドオン
検索エンジンによるWebサイトのインデックス化を容易にするために、いくつかのXOOPSモジュールはMETAタグ・titleタグとrewriteを用いた特徴を含む。 しかし、XOOPSはユーザにURLの完全な制御をしない。

動作環境

XOOPS 2.5.6現在での動作環境は下記の通り。[11]

インストール

XOOPS 2.3より、デフォルト文字コードがUTF-8になっている。[5]XOOPS 2.3 以降向けのモジュールではMySQLでUTF-8の決め打ちをしているケースも出ており、古いバージョンのMySQLでは動作しない場合が生じ始めている。モジュールは外見的にはXOOPS 2.0を継承しており、XOOPS 2.0のモジュールも多くは動作可能であるが、ベータ公開されていたXOOPS 2.2も対応されている。

バージョン

XOOPS ProjectではXOOPS 2.0 系とは別に、機能拡張のためベータとして XOOPS 2.2 が開発された。[4]その後、XOOPS 2.0 のモジュール動作を可能にさせると共に XOOPS 2.2 の機能追加にも対応させた XOOPS 2.3 が公開された。[5]その後、管理画面を一新させる等、機能を一新させた XOOPS 2.4 が後に公開され、[6]更に一部管理機能にAjaxを採用して操作性を向上された XOOPS 2.5 が公開された。[8]

XOOPS 2.0

特にXOOPSを普及させる要因となったXOOPS 2.0は汎用CMSとして世界中で幅広く利用された事からモジュールも多く公開されている。しかし、日本サポートの分離から日本ではXOOPS 2.0.x JPという独自バージョンが発生する。これが後にXOOPS Cube Legacyへの開発・公開へとなっている。

その他、現在でもXOOPS 2.0をXOOPS CubeやXOOPS Projectとは別に独自でサポートする動きがあったが、現在はサポート・配布が停止されている。

日本の動き

XOOPS ProjectによってXOOPSが引き続き製作・公開されている。テンプレート:要出典XOOPS Projectでは「XOOPS」という名前を継続使用しているが、XOOPS Cubeとの分離直後からロゴを一新させている。

XOOPSの日本語版対応はXOOPS Cube分離後、公式にしばらく行われていなかったが、しばらく個人やグループで日本語言語ファイルを公開する動きがあった。その後、XOOPS Project 公認による XOOPS 日本語サポート が別途立ち上がり、2.4〜2.5 をサポートした。XOOPS 日本語サポート は現在閉鎖し、公式な日本語サポートを行うサイトは、再度失われた状況となっている。

その他 XOOPS に関連する動き

XOOPSから派生しているCMSは数多い。[3]

  • XOOPS Cube Legacy
  • XOOPS JPEx - XOOPS Cube が独自サポートした XOOPS 2.0JP をベースにセキュリティサポートしたバージョン
  • TOKYOPen - XOOPS Cube Legacy からの派生
  • ImpressCMS
  • NetCommons - 1.x系はXOOPSをベースに開発された。

XOOPSも元はPHP-Nukeからの派生であるが、ソースコードはほぼ独自のものになっている。[12]

2010年11月、本家XOOPSプロジェクトからXOOPS Cubeに対してプロジェクト統合の働きかけが行われている。

関連項目

テンプレート:Portal

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web
  3. 3.0 3.1 XOOPS年表 XGUJ
  4. 4.0 4.1 XOOPS 2.2 Released
  5. 5.0 5.1 5.2 XOOPS 2.30 Final Is Released
  6. 6.0 6.1 XOOPS 2.4.0 FINAL Is Released
  7. XOOPS Japanese Support is online
  8. 8.0 8.1 XOOPS 2.5.0 Final Released
  9. テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web
  11. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「xoops256」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  12. XoopsとPHP-Nukeの関係は?

外部リンク