バイトマシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バイトマシン(バイト指向マシン)とは、1バイト単位で主記憶にアドレス付けされた(バイトアドレッシングの)コンピュータのこと。1バイトは通常は8ビットである。
IBMのメインフレームであるSystem/360によりデファクトスタンダードとなり、以後の大多数のコンピュータは一部のワードマシンやマイクロコントローラ等を除き、バイトマシンである。ただし1バイトは必ずしも8ビットではない(1バイト = 9ビットなどのアーキテクチャも存在する)。8ビットを明示するための語としてオクテットがあるが、オクテットマシンとはまず言わない。
68000や近年のRISCの多くのように、ワード単位(2・4・8・……バイト)のアクセスには、アドレスのアラインメントを要求する(揃っていない場合エラーになる)ものも多い。x86のようにエラーにはならないものもあるが、それでも遅くなるなどの何らかのペナルティがあることが多い。