バスケットボールニュージーランド代表
バスケットボールニュージーランド代表(New Zealand national basketball team)は、男子バスケットボールのニュージーランドナショナルチームである。ラグビー代表の愛称である「オールブラックス」と同じようにニュージーランド国民に親しまれるように「トールブラックス(Tall Blacks)」と付けられた。バーガーキングがスポンサーになっているため、バーガーキング・トールブラックスと呼ばれる。
歴史
2000年に行われたシドニーオリンピックに出場したが、プレイオフでアンゴラを相手に1勝を挙げるのがやっとであり、1勝5敗、11位におわった。
2001年、トールブラックスはオーストラリアと翌2002年にインディアナポリス市で行われるFIBA世界選手権への出場権をかけて、先に2勝したほうが出場権を得るという条件で国際試合を行った。チームはこれを勝ち抜き、出場権を獲得した。大会でプエルトリコを破って準決勝に進出したが、ユーゴスラビアとドイツに敗北し、4位となった。トールブラックスのキャプテンを務めた、ペロ・キャメロンは大会に参加した唯一の非NBA出身者であった。
トールブラックスは2004年に行われたアテネオリンピックにも参加したが、再び1勝5敗で終わり、オーストラリアにプレイオフで敗れ、9位となった。大会7日目にセルビア・モンテネグロ代表を90対87で破ったのが大会唯一の勝利であった。
2006年世界選手権にも出場したが、グループゲームラウンドではスペイン、ドイツ、アンゴラに3連敗を喫し、負けると敗退の崖っぷちで日本戦を迎えた。この試合でも第2Q終了時18点差を付けられていた。しかし、後半で一気に攻勢に転じ、第4Q残り1分24秒にキャメロンがこのQ4本目となるスリーポイントを決め57対57の同点に追いつき、残り31秒でカーク・ペニーが勝ち越しスリーポイントを叩き込み、60対57の大逆転勝利を上げた。そして最終戦のパナマにも勝利しファイナルラウンドに進む奇跡を演じた。しかし1回戦でアルゼンチンに敗れ16位に終わる。
ニュージーランド出身のNBA選手でもっとも有名な選手は、NBA5年目でサンアントニオ・スパーズに所属しているフォワードのショーン・マークスである。
主な国際大会成績
その他の競技のNZ代表のニックネーム
ニュージーランドのスポーツ界では、その銀色のシダをあしらったユニフォームを着ることやオールブラックスの一員に選ばれることが名誉とされているため、様々なスポーツの代表チームがそれにあやかった愛称で呼ばれている。
- オールブラックス (All Blacks) - ラグビー代表チーム
- キウイズ (Kiwis) - ラグビーリーグ代表チーム
- オールホワイツ (All Whites) - サッカー代表チーム
- シルバーファーンズ (Silver Ferns) - ネットボール代表チーム
- ブラックスティックス (Black Sticks) - ホッケー代表チーム
- ブラックキャップス (Black Caps) - クリケット代表チーム
- ブラックファーンズ (Black Ferns)- ラグビー女子代表チーム
- ブラックソックス (Black Socks)- ソフトボール代表チーム
- スワンズ (Swanz) - サッカー女子代表チーム
- ダイヤモンドブラックス (Diamond Blacks)- 野球代表チーム