ガレット
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ガレット(テンプレート:Lang-fr)は、フランスの料理・菓子の名称。「円く薄いもの」を意味するが、特にそば粉のガレットを指すことも多い。
そば粉のガレット
ブルターニュの郷土料理である。そば粉・水・塩などを混ぜて寝かせた生地を熱した平鍋またはガレット調理専用の鉄板に注ぎ、こてで薄い円形に伸ばす。クレープと異なり片面だけを焼き、生ハムなどの肉類、魚介類、おろしたグリュイエールやゴーダなどのチーズ、鶏卵、サラダなどで飾って提供する。卵は、焼いている途中のガレットの上に割り込み、目玉焼きのようにして火を通す。熱いソーセージをガレットで巻いて提供することもある(fr:Galette-saucisse)。
もともとはブルターニュ地方の貧しい家庭(自給自足農家)の料理で、生地はそば粉、卵、水だけで、暖炉で焼いていた。
クレープ・シュゼットのように、ジャムやバター、リキュールで甘く味付けし、デザートとされることもある。
さまざまなガレット
- ガレット・デ・ロワ - アーモンドクリームの入ったパイ菓子
- ガレット・ブルトンヌ - 小麦粉・アーモンドパウダーなどで作る厚めのさくさくしたクッキー
- じゃがいものガレット - じゃがいもをつぶすか薄切りし、円形にまとめて焼いた料理