雨晴駅
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雨晴駅(あまはらしえき)は、富山県高岡市渋谷にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)氷見線の駅である。
「雨晴」の名は、京都から東北へ逃亡する源義経が、この近くの岩陰(義経岩)でにわか雨が晴れるのを待ったことに由来すると言われている。駅名の縁起が良いことから、かつては記念入場券の販売を行っていた(詳細は後述)。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅。2つのホームは高岡寄りの構内踏切で結ばれており、下りホームに接して木造駅舎がある。
富山地域鉄道部が管理し、自治体が窓口業務を受託する簡易委託駅。駅舎内部の観光案内所兼出札窓口で、携帯型発券端末を使用して乗車券(入場券含む)を発売しているほか、一部区間の定期券や回数券も販売している。なお、かつてのように記念入場券は販売していないが、2003年当時の入場券と駅舎のデザイン画が印刷された絵はがきを販売している。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | テンプレート:Color氷見線 | 下り | 氷見方面 |
反対側 | テンプレート:Color氷見線 | 上り | 高岡方面 |
- 案内上、のりば番号は設定されていない(のりば番号標はなく、駅掲示時刻表にも番号記載はされていない)。
利用状況
「富山県統計年鑑」「高岡市統計書」によると、一日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 85人(2004年度)
- 79人(2005年度)
- 80人(2006年度)
- 70人(2007年度)
- 79人(2008年度)
- 83人(2009年度)
- 84人(2010年度)
- 70人(2011年度)
- 72人(2012年度)
氷見線の駅では、最も利用客が少ない。テンプレート:要出典範囲。
駅周辺
当駅高岡方面ホーム脇には、海難よけの守仏である首切り地蔵尊がある。
歴史
- 1912年(明治45年)4月5日 - 中越鉄道 伏木駅 - 島尾駅間開通と同時に開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1920年(大正9年)9月1日 - 中越鉄道の国有化により、鉄道省(国鉄)氷見軽便線の駅となる。
- 1922年(大正11年)9月2日 - 軽便鉄道法廃止により氷見軽便線が氷見線に改称され、当駅もその所属となる。
- 1960年(昭和35年)8月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color氷見線