ミーミルの泉
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テンプレート:Sister ミーミルの泉(ミーミルのいずみ、テンプレート:Lang-non)は、北欧神話に登場する泉。ユグドラシルの3本に分かれた根のうち、霜の巨人の国へ伸びた根の根元にあり、知恵と知識が隠されているとされており、賢い巨人ミーミルが所有している[1]。
知識を求めて訪ねてきたオーディンは、泉の水を一口飲みたいとミーミルに頼み、代価に片方の眼球を求められ、これに応じたため以来片目となった[2][3]。
このためミーミルの泉は「戦士の父(オーディン)の担保」とも呼ばれる[4]。
脚注
参考文献
- V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
- スノッリ・ストゥルルソン『ヘイムスクリングラ - 北欧王朝史 -(一)』谷口幸男訳、プレスポート・北欧文化通信社、2008年、ISBN 978-4-938409-02-9。