紀元前373年
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テンプレート:Yearbox 紀元前373年は、ローマ暦の年である。当時は、「護民官も執政官もいない3年目の年」として知られていた(もしくは、それほど使われてはいないが、ローマ建国紀元381年)。紀年法として西暦(キリスト紀元)がヨーロッパで広く普及した中世時代初期以降、この年は紀元前373年と表記されるのが一般的となった。
できごと
ペルシア帝国
- アケメネス朝ペルシア王アルタクセルクセス2世が、エジプトにおける支配権の奪還を目指して再制服に乗り出す。遠征の指揮はファルナバゾスが執った。当初、侵攻は順調に進み、ペルシア側のギリシア人傭兵隊は、メンフィスへと攻め寄せた。しかし、エジプト王ネクタネボ1世は、軍勢を集め、ペルシア勢の侵攻に反撃することができた。
ギリシア
- イピクラテスが率いたアテナイ軍は、スパルタに攻城戦を仕掛けられていたコルキュラを救った。
- 古代ギリシアの都市ヘリケ (Helike) が、大地震と津波によって壊滅した[1]。
- デルポイのアポローン神殿が地震で破壊された。