神殿
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神殿
- 神[1]を祀る建造物。寺院が宗教者による修行の場、教会が民衆に対する布教の場であることを強調した言葉であるのに対して、神殿は神に対する祭祀[2]の場であることを強調した言葉である。日本の神社、仏教の寺院[3]、中国の廟宇、キリスト教の教会[4]、イスラームのカアバ神殿(カーバ神殿)、古代ギリシア・ローマの宗教施設(万神殿またはパンテオン、パルテノン神殿など。⇒古代ローマの神殿)、古代エジプトの宗教施設(アブ・シンベル神殿など)、古代オリエントの塔状建築物の上に付随する宗教施設(ジッグラト、ピラミッド(エジプト以外))などが含まれる。英語ではテンプル(エルサレム神殿に由来)の語も当てられるが日本語の寺院に合わない物も多い。
- 固有名詞としての「神殿」。単に「神殿」と呼んで、特に次のものを意味する。
- 神社建築の種別としての「神殿」。神社の中心となるところで、御神体を奉安する社殿。本殿,宝殿などともいう。詳しくは、神社建築を参照。