フュージョン・コミュニケーションズ
テンプレート:Redirect テンプレート:Infobox フュージョン・コミュニケーションズ株式会社 (FUSION COMMUNICATIONS, Corp.) は、日本の電気通信事業者の一つである。現在は楽天グループに属する。
概要
元々は日商エレクトロニクスと古河電気工業が中心になって設立。その後2003年にパワードコムからの出資を受け同社傘下となったが、2005年12月31日付でパワードコムとKDDIの合併に伴い、東京電力に親会社が移行した。
2005年10月、イー・アクセスによる買収交渉が打ち切られ、その後はソフトバンクグループやUSENグループによる買収が報じられるなど、先行きには不透明感が漂っていたが、2007年6月19日に、楽天がグループ会社を通じて東京電力の持つフュージョン社株式を取得することが発表された。
2009年4月15日に、ウィルコムMVNOでPHS事業に参入。法人向け固定回線とのFMCサービス「楽天モバイル for Business」の提供を開始した。
2012年10月4日からは、データ通信の高速化に対応するため、丸紅無線通信と共同で、NTTドコモのXi(LTE)とFOMAのMVNOサービスである、楽天ブロードバンドLTEの提供を開始した。
事業内容
電話サービス(IP電話、中継電話等)、MVNOの他、インターネット接続サービス(「FUSION GOL」《GOL, @gol.com》ブランド)も行っている。マイラインの『東京電話』をパワードコムから譲り受けて営業している。
主なサービスは、IP電話技術を使い(市内局から電話機までは公衆網を使い、交換設備にVoIPを用いている)日本全国どこへ掛けても3分20円というもので、マイライン開始当時は話題になった。中小法人向け市場においては050型IP電話の「FUSION IP-Phone」が一定の支持を受けている。またウィルコムMVNOで「楽天モバイル for Business」サービスを提供している。2013年からはスマートフォンからも利用可能な050番号のIP-Phone SMARTがアプリ版の「SMARTalk」(スマートーク)と共に提供されている[1]。
なお、本会社についても「東京電話株式会社」(TTNetの東京電話サービス開始前後に間違い電話が多発。現在は清算済み)、「株式会社東京電話サービスセンター」とは無関係。
沿革
- 2000年3月13日 - 会社設立
- 2003年 - 2月1日、エクソダス・コミュニケーションズからGOLを買収。11月1日、パワードコムがフュージョン・コミュニケーションズに出資。
- 2004年7月1日 - パワードコムの「東京電話」事業を譲り受け統合。
- 2005年12月31日 - パワードコムがKDDIと合併するのに伴い、パワードコム保有の株式(54.27%)を、パワードコムの親会社・東京電力に譲渡。
- KDDIの事業との重複が大きく統合効果が見込めないことから、KDDIが子会社化することを望まなかったため。
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 3月24日 - 「FUSION GOL」のネットワークを活用した、「楽天ブロードバンド」の提供を開始。
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 5月17日 - 丸紅株式会社を引き受け先とする第三者割当増資を行い、丸紅が経営に参画。
- 2013年
- 2014年
識別番号
事業者識別番号は0037・0038・0081・0082(0081・0082は東京電話の識別番号)。
関連項目
出典・注釈
- ↑ 「スマホ向け月額基本料0円のIP電話サービスIP-Phone SMARTに公式アプリ「SMARTalk」登場!」 フュージョン公式サイト、2013年6月13日