ジェイソン・バリテック
テンプレート:Infobox baseball player ジェイソン・アンドリュー・バリテック(Jason Andrew Varitek, 1972年4月11日 - )は、アメリカ合衆国ミシガン州出身の元プロ野球選手(捕手)。愛称はTek(テック)。
肩は強くなかったが、ボールを後ろに逸らさないボールブロックやクロスプレー時のブロックが上手く、メジャー屈指のリードを見せた。
経歴
ジョージア工科大学時代には、カレッジベースボール最優秀選手に3度選出されている。テンプレート:Byのバルセロナオリンピックには、同校のチームメイトであるノマー・ガルシアパーラと共に野球アメリカ合衆国代表として出場した。また、ジョージア工科大学時代、ガルシアパーラの他、ジェイ・ペイトンともチームメイトだった。テンプレート:Byにドラフト1巡目(全体21位)でミネソタ・ツインズから指名されたが、入団契約を拒否。
テンプレート:Byにゴールデンスパイク賞を受賞し、ドラフトではシアトル・マリナーズから1巡目(全体14位)指名され、1995年4月20日に入団契約を交わした。
テンプレート:By7月31日にヒースクリフ・スローカムとのトレードで、デレク・ロウとともにボストン・レッドソックスに移籍する。同年9月24日のデトロイト・タイガース戦においてメジャーデビューするが、出場はこの1試合のみにとどまる。
テンプレート:Byには86試合に出場。
テンプレート:Byにレギュラーを獲得し、144試合に出場する。
テンプレート:Byには自己最高の打率.296・18本塁打・73打点を記録。また守備面でもペドロ・マルティネスやカート・シリングらをリードし、チームを86年ぶりの世界一へ導いた。シーズン後にはフリーエージェントを宣言。チームにはバリテックのほかにペドロ・マルティネスやデレク・ロウなどの主力選手もFA宣言したが、球団はバリテックの再契約を最優先させ、4年総額4000万ドルの契約が成立[1]。同時にカール・ヤストレムスキー、ジム・ライスに次ぐチーム3代目キャプテンに任命された。そのためバリテックのユニフォームにはキャプテンであることを示す "C" のマークが左胸部分に入っている。
テンプレート:Byにはゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞を同時受賞し、リーグを代表する捕手となった。
テンプレート:Byにはワールド・ベースボール・クラシック・アメリカ合衆国代表にも選出されている。しかしレギュラーシーズンでは7月31日にヒザの軟骨損傷[2]で9月3日まで故障者リスト入りとなり、その間チームは11勝22敗と低迷。
テンプレート:Byは打率.220・13本塁打・43打点と低迷。4年契約を満了し、シーズン終了後にFAを宣言。テンプレート:By1月30日に1年総額500万ドル(2年目は球団が500万ドルのオプション、バリテックが300万ドルのオプション)で合意したと報じられた[3]。
テンプレート:Byは200万ドル+オプションの1年契約で現役続行。
選手としての特徴
投手から力を引き出すことがうまく、バリテックが守備に就いた時の防御率が他の捕手よりも良かったことで知られる[4]。野茂英雄(2001年4月4日、オリオールズ戦)、デレク・ロウ(2002年4月27日、デビルレイズ戦)、クレイ・バックホルツ(2007年9月1日、オリオールズ戦)、ジョン・レスター(2008年5月19日、ロイヤルズ戦)と、メジャー最多記録となる4度のノーヒットノーランの捕手を務めている[5]。
スカウティングレポートやビデオ資料を重視し、攻守にわたってチームの要であるバリテックだが、ティム・ウェイクフィールドのナックルボールは苦手としていた。2004年のアメリカンリーグ優勝決定戦第5戦で、ウェイクフィールドが登板した際にバリテックは1イニングのちに3個のパスボールを記録した。シーズン中に同投手が登板の際には、バリテックではなく控え捕手のダグ・ミラベリやケビン・キャッシュが出場した。バリテックは「子供の頃から速球を中心として投球を組み立てる投手と組むことが多かったので、ウェイキー(ウェイクフィールド)と組むのはとても大変な仕事だね」[6]と語っている。
詳細情報
年度別打撃成績
テンプレート:By2 | BOS | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 1.000 | 1.000 | 2.000 |
テンプレート:By2 | 86 | 247 | 221 | 31 | 56 | 13 | 0 | 7 | 90 | 33 | 2 | 2 | 4 | 3 | 17 | 1 | 2 | 45 | 8 | .253 | .309 | .407 | .716 | |
テンプレート:By2 | 144 | 544 | 483 | 70 | 130 | 39 | 2 | 20 | 233 | 76 | 1 | 2 | 5 | 8 | 46 | 2 | 2 | 85 | 12 | .269 | .330 | .482 | .812 | |
テンプレート:By2 | 139 | 519 | 448 | 55 | 111 | 31 | 1 | 10 | 174 | 65 | 1 | 1 | 1 | 4 | 60 | 3 | 6 | 84 | 16 | .248 | .342 | .388 | .730 | |
テンプレート:By2 | 51 | 198 | 174 | 19 | 51 | 11 | 1 | 7 | 85 | 25 | 0 | 0 | 1 | 1 | 21 | 3 | 1 | 35 | 6 | .293 | .371 | .489 | .860 | |
テンプレート:By2 | 132 | 519 | 467 | 58 | 124 | 27 | 1 | 10 | 183 | 61 | 4 | 3 | 1 | 3 | 41 | 3 | 7 | 95 | 13 | .266 | .332 | .392 | .724 | |
テンプレート:By2 | 142 | 521 | 451 | 63 | 123 | 31 | 1 | 25 | 231 | 85 | 3 | 2 | 5 | 7 | 51 | 8 | 7 | 106 | 10 | .273 | .351 | .512 | .863 | |
テンプレート:By2 | 137 | 536 | 463 | 67 | 137 | 30 | 1 | 18 | 223 | 73 | 10 | 3 | 0 | 1 | 62 | 9 | 10 | 126 | 11 | .296 | .390 | .482 | .872 | |
テンプレート:By2 | 133 | 539 | 470 | 70 | 132 | 30 | 1 | 22 | 230 | 70 | 2 | 0 | 1 | 3 | 62 | 3 | 3 | 117 | 10 | .281 | .366 | .489 | .855 | |
テンプレート:By2 | 103 | 416 | 365 | 46 | 87 | 19 | 2 | 12 | 146 | 55 | 1 | 2 | 1 | 2 | 46 | 7 | 2 | 87 | 10 | .238 | .325 | .400 | .725 | |
テンプレート:By2 | 131 | 518 | 435 | 57 | 111 | 15 | 3 | 17 | 183 | 68 | 1 | 2 | 0 | 4 | 71 | 9 | 8 | 122 | 9 | .255 | .367 | .421 | .788 | |
テンプレート:By2 | 131 | 483 | 423 | 37 | 93 | 20 | 0 | 13 | 152 | 43 | 0 | 1 | 0 | 2 | 52 | 3 | 6 | 122 | 13 | .220 | .313 | .359 | .672 | |
テンプレート:By2 | 109 | 425 | 364 | 41 | 76 | 24 | 0 | 14 | 142 | 51 | 0 | 0 | 0 | 4 | 54 | 6 | 3 | 90 | 6 | .209 | .313 | .390 | .703 | |
テンプレート:By2 | 39 | 123 | 112 | 18 | 26 | 6 | 0 | 7 | 53 | 16 | 0 | 0 | 0 | 1 | 10 | 2 | 0 | 35 | 1 | .232 | .293 | .473 | .766 | |
テンプレート:By2 | 68 | 250 | 222 | 32 | 49 | 10 | 1 | 11 | 94 | 36 | 0 | 0 | 3 | 0 | 21 | 0 | 4 | 67 | 3 | .221 | .300 | .423 | .723 | |
通算:15年 | 1546 | 5839 | 5099 | 664 | 1307 | 306 | 14 | 193 | 2220 | 757 | 25 | 18 | 22 | 43 | 614 | 59 | 61 | 1216 | 129 | .256 | .341 | .435 | .776 |
---|
- 2011年度シーズン終了時
獲得タイトル・表彰
- ゴールドグラブ賞 1回:2005年
- シルバースラッガー賞 1回:2005年
- MLBオールスターゲーム選出 3回:2003年、2005年、2008年
背番号
- 47 (1997年 - 1999年)
- 33 (1999年 - 2011年)
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navboxes テンプレート:2004 ボストン・レッドソックス テンプレート:2007 ボストン・レッドソックス
テンプレート:Navboxes- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 三尾圭 「魔球ナックルを操る男 ティム・ウェイクフィールド レッドソックス」 『月刊スラッガー』2003年8月号、日本スポーツ企画出版社、2003年、雑誌15509-8、29-32頁。