茨城県立竹園高等学校
茨城県立竹園高等学校(いばらきけんりつたけぞのこうとうがっこう)は、茨城県つくば市竹園三丁目にある県立高等学校。
概要
通称は「竹高」(たけこう)。1979年(昭和54年)に、新治郡桜村大字花室字伏葉山(ふばやま)1218番地(現:つくば市竹園三丁目9番地1)に建設された。筑波研究学園都市内の高等学校としては、茗溪学園とともに最初に設立された。開校時には1年生6学級、2・3年生は編入生のみ各1学級からスタート。次年度の入学生から国際科が設置されるまでは普通科8学級、現在は各学年とも普通科6学級、国際科2学級の全8学級である。学園都市中心部に位置し周辺には物質・材料研究機構、つくば国際会議場などの施設がある。 2003年(平成15年)より、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定、県教委の「イングリッシュシャワープログラム」指定を受け、英語教育やノーベル賞受賞者などを招いての講演、土曜講座などの教育活動が行われている。また、2008年度入試から普通科と国際科を一括で募集し、入学後の適性に応じて振り分けることが発表された。
通学地域
つくば市内を中心におおむね南は守谷市、東はかすみがうら市、西は常総市の範囲に広がる。 地元であるつくば市(筑波研究学園都市)研究学園地区からの進学が最も多く、次につくばエクスプレス沿線である守谷市からの通学が多い。また、つくば市に隣接する牛久市、土浦市などがそれに次ぐ。つくば市内という立地に反して、研究学園地区外の市内からの進学は比較的少ない。
沿革
- 1978年9月30日 - 茨城県立学校設置条例の一部改正により、筑波研究学園都市の竹園地区に公立の全日制普通科高等学校の設置が決定
- 1978年12月1日 - 茨城県立土浦第一高等学校に開設準備室設置
- 1979年4月1日 - 開校
- 1979年5月26日 - 開校式を挙行(以後、創立記念日を5月26日とする)
- 1983年10月8日 - 茨城県立並木高等学校開設準備室を設置
- 1988年11月22日 - 創立10周年記念式典を挙行。記念事業として「嫩竹(わかたけ)の像」を建立。
- 1994年4月1日 - 国際科を設置
- 1994年9月3日 - 校訓(自律・進取・友愛)を制定
- 1998年11月6日 - 創立20周年記念式典挙行。記念事業として「陽だまりの風景」モニュメントを建立。
- 2003年4月 - スーパーサイエンスハイスクールに指定(~2006年)。イングリッシュ・シャワー・プログラムに指定(~2006年)。
- 2005年3月 - イングリッシュ・シャワー・プログラム終了。
- 2006年4月 - スーパーサイエンスハイスクール指定期間終了。終了後2年間は終了経過措置校となる。
校歌
作詞および作曲は、それぞれ創設当時の初代校長、音楽担当教諭による。
校訓
- 自律
- 進取
- 友愛
「形式的なものより実績を(名より実を)」との暗黙の了解の下に開校当初は校訓はなかったのだが、外部から「校訓がないのはおかしいのではないか」との意見があり、前述のとおり1994年度半ばに現在の校訓が新規に制定された。制定日が年度途中であるのはこのためである。
進学先
学校から最も近い筑波大学への進学者が最多で、近年は毎年40名前後で推移している(2006年には全国で最多の合格者)。このほか、千葉大学や茨城大学、横浜国立大学などが多く、東京大学に進学する生徒もいる。国公立大学への現役合格者数は例年150名程度。 一方、私立大学では、延べ人数で早稲田大学30~40名、慶應義塾大学10~30名、東京理科大学に50~80名、MARCHにそれぞれ20~50名ほどが合格。津田塾大学など女子大への合格者数も多い。医学部には例年数名程度が進学している。
交通
著名な出身者
- 猪野仁志 - 1991年3月卒業。プロサッカークラブ経営者(グルノーブル・フット38ゼネラル· ディレクター)。
- 相川梨絵 - 1996年3月卒業。フリーアナウンサー (元 共同テレビアナウンサー)。
- 近藤直也 - 2002年3月卒業。サッカー選手(柏レイソル)。柏レイソルユース出身。
関連項目
- 市内に所在する高等学校
外部リンク
- 茨城県立竹園高等学校
- 茨城県立竹園高等学校 (ハイスクールガイド、茨城県教育委員会発行、PDFファイル)
- 茨城県教育委員会テンプレート:Asbox