家島町

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テンプレート:Infobox 家島町(いえしまちょう)は、兵庫県飾磨郡にあった2006年3月27日姫路市に編入合併され、消滅した。

地理

兵庫県の南西部、姫路市から赤穂市の沖合い15 - 18kmの瀬戸内海播磨灘に浮かぶ大小40余の島々から構成される。町民は家島・坊勢島(ぼうぜじま)・男鹿島(たんがしま)・西島の4島に住む。役場のある家島に人口の約6割が集中している。なお、姫路市役所家島事務所によれば、「家島(いえしま)」はかつて(現在も年配者には)「えじま」ともよばれていたという。

隣接していた自治体

(いずれも海上)

歴史

  • 1879年(明治12年)家島諸島が揖東郡から飾東郡に編入。
  • 1889年(明治22年)4月 真浦・坊勢浦・宮浦の3地区が合併、周辺の島を併せて家島村が発足。
  • 1928年(昭和3年)11月 町制施行
  • 1934年(昭和9年)9月 室戸台風により帆船漁船が多く損壊
  • 1940年(昭和15年)2月 家島港内に陸軍戦闘機墜落(2名殉職)
  • 1945年(昭和20年)2月 西島全島大火災
  • 1945年(昭和20年)3月 ドイツ軍潜水艦が家島港に入港
  • 1945年(昭和20年)7月 アメリカ軍の空襲により、船舶沈没、負傷者などの被害を出す
  • 1947年(昭和22年)4月 学制改革により家島・坊勢の両小学校、家島中学校、家島中学校坊勢分校発足
  • 1949年(昭和24年)10月 米軍偵察機、男鹿田の浜へ不時着
  • 1950年(昭和25年)9月 家島群島が瀬戸内海国立公園に編入される
  • 1952年(昭和27年)3月 姫路東高等学校家島分校を設置
  • 1957年(昭和32年)4月 役場庁舎新築工事完成
  • 1959年(昭和34年)7月 家島群島総合学術調査が実施され、名誉団長として三笠宮崇仁が来島
  • 1961年(昭和36年)9月 第2室戸台風。家屋に被害が出る
  • 1965年(昭和40年)6月 庁用船「いえしま」進水
  • 1970年(昭和45年)2月 男鹿島で大火災発生、山林の大部分を焼失
  • 1972年(昭和47年)8月 播磨灘で赤潮が大量発生。養殖業に打撃
  • 1973年(昭和48年)12月 海水淡水化施設着工(昭和50年6月完成)
  • 1978年(昭和53年)11月 役場庁舎新築工事完成。町制50周年記念式典
  • 1979年(昭和54年)10月 海水淡水化貯水施設を整備
  • 1982年(昭和57年)5月 兵庫県立「母と子の島の島野外活動センター」開設
  • 1984年(昭和59年)4月 姫路東高等学校家島分校が兵庫県立家島高等学校として独立
  • 1987年(昭和62年)7月 男鹿簡易水道事業完成。全町完全給水となる。
  • 1988年(昭和63年)11月 町制60周年記念式典
  • 1995年(平成7年)1月 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)発生。家島で震度3を記録
  • 2005年(平成17年)客船「ささゆり」引退
  • 2006年(平成18年)3月27日 合併により、姫路市となる。

行政

歴代町長

  • 初代:琴塚菊松(昭和3年11月- 2期)
  • 2代:三木尚之(昭和12年8月- 1期)
  • 3代:三木吉四郎(昭和15年12月- 1期)
  • 4代:楠長純(昭和19年12月- 1期)
  • 5代:北沢元輔(昭和22年4月- 1期)
  • 6代:竹内興助(昭和22年12月- 1期)
  • 7代:楠長純(昭和26年12月- 1期)
  • 8代:竹内興助(昭和30年12月- 1期)
  • 9代:高島庄太郎(昭和34年4月- 1期)
  • 10代:島野佐一(昭和37年11月- 1期)
  • 11代:村林順一(昭和41年11月- 1期)
  • 12代:島野佐一(昭和45年11月- 1期)
  • 13代:畑野實雄(昭和48年4月- 2期)
  • 14代:津田教男(昭和52年4月- 1期)
  • 15代:畑野實雄(昭和56年4月- 3期)
  • 16代:橘繁善(平成2年6月- 1期)
  • 17代:鍬方志郎(平成6年9月- 2期)
  • 18代:芝原英三(平成14年4月-平成18年3月)

経済

昭和30 - 40年には海運・砕石・漁業により離島としては例外的に人口の維持を続けてきたが、島内人口の少子化及び高齢化、慢性的な不況の影響等により各産業の近代化が期待されている。

産業

  • 海運業、砕石業、水産業、観光業など

地域

教育

  • 兵庫県立家島高等学校: 所在地は家島。[1]
  • 家島町立家島中学校: 自主・協力・合理の校訓を三枚羽根のスクリューをモチーフにして校章にしている。所在地は家島。[2]
  • 家島町立坊勢中学校: 所在地は坊勢島。[3]
  • 家島町立家島小学校: 所在地は家島。[4]
  • 家島町立坊勢小学校: 所在地は坊勢島。[5]
  • 家島町立家島幼稚園 : 認可定員は140人。昭和49年に設立。所在地は家島。[6]
  • 家島町立坊勢幼稚園: 認可定員は140人。家島町立坊勢児童館が隣接する。昭和49年に設立。所在地は坊勢島。[7]

現在は町立各校、幼稚園とも姫路市立。

交通

海上

  • 高速いえしま(姫路港 - 家島・真浦港:25分)
    運賃 片道:大人1,000円・小人200円
  • 高福ライナー(姫路港 - 家島・真浦港、宮港:30分)
    運賃 片道:大人900円・小人450円
  • 坊勢汽船〔姫路港 - 男鹿島 - 坊勢島 - 母と子の島(西島)〕
    姫路港 - 坊勢島: 45分、姫路港 - 男鹿島: 30分、坊勢島 - 母と子の島間は不定期航路
    運賃
    姫路 - 坊勢 往復:大人1,940円・小人970円 片道:大人1,020円・小人510円
    姫路 - 男鹿 往復:大人1,870円・小人940円 片道:大人980円・小人490円
  • ラピート桂〔姫路港 - 坊勢島 - 母と子の島(西島)〕
    姫路港 - 坊勢島: 30分、坊勢島 - 母と子の島間は不定期航路
    運賃 片道:大人1,000円・小人500円

このほか海上タクシーも利用可能。

道路

一般県道
兵庫県道425号宮真浦線
兵庫県道426号網手の浜加野線
兵庫県道427号坊勢島線

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

出身者

脚註

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関連項目

外部リンク

  • 姫路での一期一会の出会い……そして再会! ジャガー横田ブログ 2011年9月10日付参照