大平村 (福岡県)
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テンプレート:Infobox 大平村(たいへいむら)は、福岡県の東部に位置し、築上郡に属していた村である。
隣接する新吉富村と2005年(平成17年)10月11日に合併し、「上毛町(こうげまち)」となった。
地理
山国川をはさんで北東に接する、大分県中津市の経済圏、生活圏に属する。中津市との関係は深く、歴史や文化も共有しているため、市外局番 (0979) 、郵便番号 (871-XXXX) も、中津市と同一である。また、北九州都市圏にも属するため、北九州市とも深い関係がある。
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い上毛郡唐原村・友枝村が成立。
- 1896年(明治29年)2月26日 - 上毛郡が築城郡と合併して築上郡となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 唐原村(とうばるむら)と友枝村が合併して大平村が誕生。村名は、当時の唐原村、友枝村の両村にまたがる大平山(おおひらやま)にちなんで命名された。
- 2005年(平成17年)10月11日 - 新吉富村と対等合併し上毛町となったため消滅した。
地域
商業
- 第3セクターで運営されるスーパー銭湯の大平樂(たいへいらく)がある。
- 隣接する吉富町、新吉富村同様、村内には大きなスーパーマーケットがないため、村民のほとんどは、イオン三光ショッピングセンターやゆめタウン中津など、中津市内のスーパーへ県境を越えて買い物に行く。
教育
小学校
村立
- 友枝小学校
- 西友枝小学校
- 唐原小学校
- 東上小学校
中学校
組合立
- 築上東中学校
交通
乗合タクシー路線
道路
- 高速道路はない。
- 最寄りインターチェンジは小倉東インターチェンジ(椎田道路を含める場合は同道中村インターチェンジ)
- 一般国道
- 主要県道
市町村合併
山国川をはさんで中津市に隣接していることから、豊前市よりも中津市との結びつきが強く、県境を越えて中津市内の高校を受験する中学生も多い。
そのため、福岡県が示した豊前市との合併を拒否し、将来的に中津市との越境合併を目指したうえで、当初は吉富町、新吉富村と、3町村で合併協議をスタートさせた。
しかし、第3セクターの温泉施設「大平樂」での備品をめぐる偽装入札事件や、大平村の公務員に甘い条例改正、新庁舎の位置を巡る吉富町と、新吉富村・大平村の対立で、協議が難航し、3町村での合併協議会は2004年11月12日に解散した。
その後、財政的に苦しい新吉富村、大平村は、「大平樂」の問題を切り離した上で、2村で合併協議を行った結果、2005年10月11日に「上毛町」が発足することになった。
村内には、依然として豊前市との合併には賛成よりも反対が多いと見られ、中津市との合併を望む声が強い。