伊賀鉄道
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伊賀鉄道株式会社(いがてつどう、IGA Railway CO.,LTD. )は、三重県西部を走る伊賀線を、2007年(平成19年)10月1日に近畿日本鉄道(近鉄)から引き継いで運営している鉄道事業者で、近鉄の連結子会社である。
なお、「伊賀鉄道」の名前が復活するのは81年振りで、1917年(大正6年)伊賀軌道から社名変更し、1922年(大正11年)に伊賀線を全通させ、1926年(大正15年)伊賀電気鉄道に社名変更するまで存在した企業が伊賀鉄道と称していたが[1]、それとは別の企業であり、社名が同じで同じ路線の運営者であること以外に関連はない。
社紋は親会社近畿日本鉄道の社紋の中央に「 I 」の文字を入れたものになっている。
沿革
- 2007年(平成19年)3月26日 - 伊賀鉄道株式会社設立。
- 2008年(平成20年)7月7日 - 持参人有効の年間フリーパスを発売開始。運賃は140,620円(上野市 - 伊賀神戸間の6か月通勤定期の2枚分)
鉄道事業
路線
- 伊賀線 伊賀上野駅 - 伊賀神戸駅 16.6km
車両
テンプレート:Main 2009年12月に導入した200系は伊賀鉄道の所有[2]であるが、近鉄時代から2012年まで伊賀線で運行していた860系はすべて近鉄の所有で、伊賀鉄道はそれを借り受けて運行していた。
運賃
大人旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ) - 2014年4月1日改定[3]
キロ程 km |
普通運賃 | 通勤定期 1か月 |
通学定期 1か月 |
---|---|---|---|
1 - 3 | 200 | 7,650 | 3,700 |
4 - 6 | 260 | 9,570 | 4,630 |
7 - 10 | 300 | 11,480 | 5,550 |
11 - 14 | 360 | 13,390 | 6,480 |
15 - 17 | 410 | 15,310 | 7,410 |
- 通勤定期の割引率:36.2%(初乗り200円区間)
- 通学定期の割引率:69.2%(初乗り200円区間)
企画乗車券
- 伊賀鉄道一日フリー乗車券
その他
- 接続駅となる伊賀神戸駅では、近鉄大阪線と伊賀線との連絡通路が閉鎖され、廃止した旧6番線跡に新たに伊賀鉄道線への連絡通路が設置された。このため、伊賀鉄道線に乗り継ぐには、一旦近鉄線の改札を出なければならなくなった。また新会社移管に関連してかどうかは不明であるが、伊賀神戸駅の構内売店が9月末をもって廃止された。なお、大阪線と伊賀線の連絡通路は、朝のラッシュ時に限り学生および定期券所持者専用乗換え口(2007年12月10日までは学生専用乗換え口)として開放されている。
- 伊賀鉄道の普通乗車券は裏が白色の非磁気化券に変更された(伊賀上野駅のみJRの券売機で磁気券の発売を継続中)。地紋には伊賀鉄道の社紋が描かれている。
- 広告事業も親会社近畿日本鉄道と業務提携している。
脚注
関連項目
- 日本の鉄道事業者一覧
- 四日市あすなろう鉄道 - 伊賀鉄道と同様に2015年に近鉄から分離される内部・八王子線の運営に当たる予定。
- 養老鉄道 - 伊賀鉄道と同様に2007年10月1日に近鉄から移管された路線を運営。