武蔵丘車両基地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファイル:Seibu Railway Musashigaoka Train base.jpg
武蔵丘車両基地(2009年6月撮影)
武蔵丘車両基地(むさしがおかしゃりょうきち)は、埼玉県飯能市にある西武鉄道の車両基地。
概要
池袋線東飯能 - 高麗間に位置している。武蔵丘車両検修場が隣接する。車両が武蔵丘車両検修場に入場・出場する際は、当車両基地の構内を通る。
4000系電車、9000系電車は、全車が当車両基地所属である。
また、横瀬車両基地を統括しており電気機関車E31形の月検査点検(一部列車検査)も行っていた。甲種輸送の回送検査は当車両基地しか行っていない。
東飯能駅付近の複線化と合わせて新駅設置構想が出たこともあるが、実現には至っていない。なお、池袋線所属の車両の行先表示器には「武蔵丘」のコマがあり、イベント開催時に使われる場合がある。
池袋線の本線を挟んで2つのエリアに分かれている。
- 敷地面積:41,000m²
- 電留線:最大160両収容
- ピット:210mピット2本
- 洗浄線
- 汚物処理施設
夜間には東京メトロの車両(7000系電車・10000系電車)10両編成1本および東急東横線用の車両(5050系4000番台)10両編成1本がそれぞれ入庫し、翌朝の飯能始発地下鉄線直通列車に備えて出庫する。
沿革
- 1988年(昭和63年)11月 - 電留線として開設。
- 2000年(平成12年)3月 - ダイヤ改正に合わせて検修棟等の増築工事を行い、手狭となった保谷車両管理所(現・保谷電留線)の組織を移管。武蔵丘車両管理所となる。
- 2001年(平成13年)7月 - 組織改正により池袋線車両所武蔵丘車両基地となる。
所属車両
参考文献
- 電気車研究会「鉄道ピクトリアル」2013年12月号増刊号(特集:西武鉄道)