統一セブンイレブン・ライオンズ
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統一セブンイレブン・ライオンズ(トンイ・セブンイレブン・ライオンズ、とういつセブンイレブン・ライオンズ)は、台湾の中華職業棒球大聯盟所属のプロ野球チーム。台湾表記は統一7-ELEVEn獅隊(略称統一獅)。英語表記はUni-President 7-Eleven Lions。チームカラーは緑色とオレンジ色。
球団親会社の統一企業グループは、台湾の流通(小売)最大手。同グループ傘下の統一超商がセブンイレブンを台湾全土で運営(初出店時は米国本社と契約。のち日本のセブンイレブンを模範)。そのため宣伝を兼ね球団名を統一ライオンズから変更。同グループが本社を置く台南市を球団本拠地としている。1997年に台湾大聯盟が発足するまで台湾南部唯一の球団で、「南覇天」の異名を持つ。
兄弟と並ぶ老舗球団であり、2013年シーズン終了現在、通算勝利数と年間王者決定戦への出場回数、年間王者9回は連盟最多を誇る。
略歴
- 1989年 - 統一棒球隊設立。
- 1990年 - 中華職業棒球聯盟へ加盟し、統一ライオンズに改称。
- 1991年 - 後期優勝。チャンピオンシリーズも制し、初の年間王者となる。
- 1995年 - 前後期優勝を果たし、2度目の年間王者になる。11月のアジア・パシフィックスーパーベースボールで、台湾のプロ野球チームとして初の国際大会優勝を成し遂げる。
- 1997年 - 年間成績では1位ながら、前後期ともに2位に終る。
- 2005年10月18日 - 連盟初の球団通算800勝。
- 2006年6月23日 - 連盟記録となる17連勝を達成。
- 2007年9月20日 - 連盟初の球団通算900勝。
- 2007年10月28日 - 台湾シリーズ第5次年間優勝。11月、アジアシリーズに初出場するも予選敗退。
- 2008年2月21日 - 統一セブンイレブン・ライオンズに改称。
- 2008年11月2日 - 台湾シリーズ連覇達成。同月アジアシリーズに2年連続で出場したが、決勝で埼玉西武ライオンズに破れ、準優勝。
- 2009年6月6日 - 統一セブンイレブン・ライオンズ1000勝達成。
- 2009年10月25日 - 台湾シリーズ3連覇達成。
- 2011年4月13日 - 統一セブンイレブン・ライオンズ1100勝達成。
- 2011年10月20日 - 台湾シリーズ第8次年間優勝。
- 2011年11月 -アジアシリーズ(台湾・台中など)に、3大会連続で台湾代表として出場したが、福岡ソフトバンクホークス(日本)、三星ライオンズ(韓国)に敗れ決勝進出を逃す。
- 2012年11月 -前期は2位に12ゲーム差をつけ優勝を飾るも、後期は3位に終わり台湾シリーズではLamigoモンキーズに敗れた。
- 2013年10月 -後期優勝で台湾シリーズに出場し、前期優勝の義大ライノズに4連勝し第9次年間優勝。アジアシリーズでは決勝でオーストラリアのキャンベラ・キャバルリーに敗れ準優勝。
チーム成績・記録
- リーグ優勝 13回(1991年後期、1993年後期、1995年前期、1995年後期、1996年前期、2000年後期、2001年前期、2004年前期、2008年前期、2009年前期、2011前期、2012前期、2013年後期)
- 年間王者 9回(1991年、1995年、1996年、2000年、2007年、2008年、2009年、2011年、2013年)
- 最多連勝 17連勝(2006年5月19日から同年6月23日まで)
- 9回で終了した試合の最長時間 4時間52分(2007年4月5日 対兄弟) - 世界記録とされる
- チャンピオンシリーズ
- 最多得点 15点(1996年10月29日 対味全)
- 最多安打 24本(1996年10月29日 対味全)
- 最多二塁打 5本(1996年10月29日 対味全)
- 最多打点 14点(1996年10月29日 対味全)
- 最大点差 13点差(1996年10月29日 対味全)
歴代監督
- 鄭昆吉(1990年 - 1993年)
- 大石弥太郎(1994年 - 1996年)
- 林家祥(1997年 - 1998年) - 1998年は井上修が7試合代理監督
- 曾智偵(1999年 - 2002年) - 2000年は竹之内雅史が10試合代理監督
- 謝長亨(2003年 - 2005年前期)
- 大橋穣(2005年後期 - 2007年前期) - 2007年前期は開幕から17試合目まで
- 羅國璋(2007年前期) - 18試合目以降
- 呂文生(2007年後期 - 2012年前期)
- 中島輝士(2012年前期 - 2013年後期)
- 陳連宏(2013年後期 - )
永久欠番
- 22 曾智偵(2008年まで。その後は他の選手が使用している)
主な在籍選手
日本のプロ野球との関係
中日ドラゴンズと業務提携を結んでいる。1995年に福岡ドームで開催されたアジア・パシフィックスーパーベースボールに出場し、福岡ダイエーホークスを1対0で下した。
- 日本の球団に在籍したことのある主な選手・コーチ
- コーチ
- 選手
- 郭源治
- 曹竣揚
- 陳文賓
- 黄志龍
- 石川雅実
- 成本年秀
- 松永幸男
- 金森隆浩
- 鎌田祐哉
- 吉見宏明
- 松井隆昌
- 細見和史(登録しなかった)
- 石丸泰輔(登録しなかった)
- ホセ・ヌーニェス(王漢)
- カルロス・リベラ(李維)
- ホセ・パーラ(保樂)
- フェルナンド・デラクルーズ(賀南多)
- レイモンド・ヤング(楊格)
- ドナルド・レモン(雷猛)
- ルー・ポート(波特)
- ジャンカルロ・アルバラード (誠泰時代は「洛多」、統一時代は「艾瓦多」と表記)
- クリストファー・ギッセル(克里斯)
- ネリオ・ロドリゲス(La New時代は「雷德里茲」、中信時代は「羅德里」、統一時代は「恩洛德」と表記)
- ケニー・レイボーン(雷鵬)
- ライアン・グリン(格林)
- フランキー・デラクルーズ(馬丁尼茲)
- ジョン・レスター (強納森)
- スコット・ブレット (布雷特)
- ブライアン・ネルソン (尼爾森)
- ボイ・ロドリゲス(羅得)
- ホセ・カスティーヨ(卡斯提)
- エバン・マクレーン (登録しなかった)
- ルイス・ゴンザレス(登録しなかった)
- マット・ホワイト(登録しなかった)
- ディオーニ・ソリアーノ(登録しなかった)
マスコットキャラクター
- 莱恩 - ユニフォームを着たアニメ調のライオン。
- OPENちゃん(OPEN小將) - 台湾におけるセブンイレブンのマスコットキャラクター。2008年2月に「統一7-ELEVENライオンズ」に改称したのを機に、ライオンズのマスコットキャラクターにも起用された。