天ヶ瀬温泉
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泉質
かつては河川敷を掘ればどこでも温泉が湧いたという。触感はさらりとした感触のやさしいお湯。ぬるつきは無い。
温泉街
玖珠川沿いに約18軒の旅館ホテルがひしめくように建っている。
共同浴場は、玖珠川沿いに共同露天風呂が5箇所と旅館所有の露天風呂が2箇所存在している。共同露天風呂(5ヶ所)はいずれも料金箱に100円を入れることで入浴ができる。共同露天風呂は、JR天ヶ瀬駅から徒歩約1分程にある「駅前温泉」をはじめ「薬師湯」・「神田湯」・「益次郎温泉」・「鶴舞の湯」の5箇所になる。どの共同露天風呂もJR天ヶ瀬駅からへ徒歩約10分以内で行ける。
共同露天風呂は、温泉街の各自治会が管理しており、掃除日があるので午後からしか入れないことがある。タオル・石鹸は各自持参が原則であり、地元住民も入浴する露天風呂なのでマナーには厳しい。河原にあるため、大雨で川の水量が増えた際は川中に没する風呂もある。天ヶ瀬温泉では、「天ヶ瀬温泉なんでもパスポート」というお得な湯巡りパスポートを発行しており、あまがせ観光案内所で購入できる。
歴史
開湯時期は不明。奈良時代に書かれた『豊後国風土記』にその名が登場しており、開湯はそれ以前であると考えられる。『豊後国風土記』には、天武天皇の時代の大地震で温泉が湧出したと記載されている。
筑豊の炭鉱が賑わっていた頃は、炭鉱関係者の保養地として歓楽温泉地的な賑わいを見せていた。