ナコーンパノム県
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ナコーンパノム県(ナコーンパノムけん、タイ語:จังหวัดนครพนม) はタイ王国・東北部の県の一つ。
地理
ナコーンパノム県はコーラート台地に位置し、メコン川に面している。メコン川には、ターケーク郡とラオスのカムムアン県ターケーク郡間で第3タイ・ラオス友好橋がある。
ムックダーハーン県、サコンナコーン県、ノーンカーイ県と接し、ラオスのボーリカムサイ県、カムムアン県、サワンナケート県と国境を有する。
歴史
北部イサーン地方から中央ラオスにかけての地域にSi Kottaboon文明があったことが知られている。ナコーンパノムはその中心地であり、最初は「Si Kotrabun」という名前で知られていたが、ラーマ1世によって「Maruka Nakhon」の名が与えられ、その後ラーマ2世によって「ナコーンパノム」の名が与えられた。ナコーンパノムとは山の都を意味する。
ベトナム戦争中は、タイ軍と米軍の基地が作られ、ラオス国内の「ホーチミン・ルート」攻撃などが行われた。ベトナム戦争によって難民となり、ラオスから逃げてきたベトナム人が暮らしている地域がムアンナコーンパノム郡の一角にある。
県章
テンプレート:仮リンクという仏塔がデザインされている。この仏塔は紀元前535年頃の建築と思われている。
県木・県花は テンプレート:Snamei である。 |
行政区分
ナコーンパノム県は12の郡(アムプー)に分かれ、さらにその下位に97の町(タムボン)と、1,123の村(ムーバーン)がある。
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