二塚駅
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二塚駅(ふたつかえき)は、富山県高岡市二塚にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)城端線の駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持ち列車交換が可能な地上駅。下りホーム側に駅舎があり、上りホームへは跨線橋で連絡している。1線は貨物が使用している。
富山地域鉄道部が管理し、JR貨物が駅業務を請け負っている業務委託駅で、POS端末による乗車券発券が可能。駅舎にはたくさんの瓢箪がつるされている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | テンプレート:Color城端線 | 下り | 城端方面 |
反対側 | テンプレート:Color城端線 | 上り | 高岡方面 |
- 案内上ののりば番号は設定されていない(のりば番号標はなく、駅掲示時刻表にも番号記載はされていない)。
貨物取扱
取扱貨物は、専用線発着のコンテナ貨物である。庄川に面する中越パルプ工業二塚工場まで、全長1.4kmの専用線(単線・非電化)が続いている。また、かつては駅構内に大門土石の専用線とホームもあり、砂利輸送を行っていた。
利用状況
「富山県統計年鑑」「高岡市統計書」によると、一日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 66人(2004年度)
- 64人(2005年度)
- 70人(2006年度)
- 66人(2007年度)
- 70人(2008年度)
- 59人(2009年度)
- 54人(2010年度)
- 54人(2011年度)
- 58人(2012年度)
駅周辺
歴史
- 1899年(明治32年)4月3日 - 中越鉄道の高岡駅 - 戸出駅間に二塚駅(初代)が開業。
- 1902年(明治35年)5月15日 - 二塚駅(初代)廃止。
- 1914年(大正3年)2月20日 - 中越鉄道の二塚停留場として再開業。旅客営業のみ。位置は初代同様に高岡駅 - 戸出駅間であるが、初代駅からは城端寄りの位置に設置された。
- 1920年(大正9年)9月1日 - 中越鉄道の国有化により、鉄道省(国鉄)中越線に移管。同時に駅に昇格し二塚駅(2代目)となる。
- 1926年(大正15年)9月1日 - 貨物の取扱を開始。
- 1942年(昭和17年)8月1日 - 線路名称改定。中越線の高岡駅 - 城端駅間が城端線に改称され、当駅もその所属となる。
- 1957年(昭和32年) - 砺波製紙(現・中越パルプ工業)二塚工場が操業開始。この頃工場への専用線が竣工。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本およびJR貨物の駅となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color城端線