小田渕駅
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テンプレート:駅情報 小田渕駅(おだぶちえき)は、愛知県豊川市小田渕町卯足にある名古屋鉄道名古屋本線の駅である。
概要
駅集中管理システムが導入された無人駅で、管理駅は国府である。なお、旅客案内に関する連絡先は岡崎市内までのほぼすべての駅と同様に東岡崎[1]である。
日中1時間に2本の普通列車が停まり、6本の優等列車が通過する。
当駅に停車する列車は、名古屋方面(下り)は隣駅の国府で緩急接続を行っている一方、豊橋方面(上り)は伊奈止まりであり、その隣にある豊橋へ向かうには伊奈で約15分待ち(所要時間約23分中約65%、乗車時間合計約8分、平日の朝時間帯[注釈 1]を除く)となる(普通列車が伊奈止まりである経緯については、名古屋鉄道#路線の特徴を参照)。
当駅の終電[注釈 2]後、上り2本・下り3本の通過列車(回送列車を除く)がある。また、始発前にも上り1本・下り2本が通過する。
当駅での購入は不可能だが、豊橋駅と金山または名鉄名古屋の各駅を利用区間とする一部の回数券は、当駅から金山・名鉄名古屋の各駅との普通運賃より1枚あたりの金額が割安に設定されている[注釈 3]。
駅構造
4両編成対応の相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、駅舎は各ホームの豊橋寄りにある。
改札内に互いのホームを行き来する通路は無い。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■名古屋本線 | 下り | 東岡崎・名古屋・犬山方面 |
2 | ■名古屋本線 | 上り | 豊橋方面(伊奈行き) |
- 駅の前後は小河川を続けて渡る線形となっていることから、駅付近は築堤となっているため、当駅ホーム直下などに一般道がアンダークロスしている。
配線図
利用状況
愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は2007年度が222人、2008年度が221人であり、同県内の名古屋本線55駅中で最少である。かつては名電長沢駅より多い年もあった。[2]
駅周辺
近年は住宅開発がテンプレート:要出典範囲。
- JR東海道線愛知御津駅、同西小坂井駅
- 国道1号
- 愛知県道496号白鳥豊橋線(旧 東海道)
- 愛知県道373号金野豊川線
- 佐奈川 - 当駅南方で渡る二級河川。本線はこの橋梁部分で僅かに上下線路の間隔が広がっている(大局的には長い直線区間の途中)。
- 白川 - 当駅北方で渡る二級河川。
- 西古瀬川 - 上記白川より更に北方で渡る二級河川。
- 豊川市立桜町小学校
- 豊川桜町郵便局
- 路線バス
路線バスは、駅前には乗り入れていないが、近隣に設置されたバス停より週3日のみコミュニティバスが運行されている。
- 豊川市コミュニティバス
- 「御津地区 ハートフル号」上佐脇・広石線 東新屋集会所前バス停 - ジャンボタクシーにより、火・木・土曜日にそれぞれ6本運行されている[3]。
歴史
- 1934年(昭和9年)1月14日 - 愛知電気鉄道の駅として開業する。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道と愛知電気鉄道の合併により、名古屋鉄道の駅となる。
- 1967年(昭和42年)2月16日 - 無人化される。
- 1974年(昭和49年)9月17日 - 日中の停車列車本数を、毎時準急1本(特別停車)から同普通2本へ増発される。
- 2005年(平成17年)12月14日 - 自動改札、駅集中管理システムの運用が開始される。「トランパス」の供用を開始する。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」の供用を開始する。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパスの供用を終了する。
隣の駅
脚注
注釈
- ↑ 9時24分まで。休日は7時34分までの4本のみ。※参考:えきから時刻表(2012年3月19日閲覧)
- ↑ 伊奈行きは23時33分発、豊橋駅へ連絡している最終列車は22時54分発。名古屋方面へ連絡している最終列車は22時47分発。
- ↑ 「なごや特割2平日」および「なごや特別2土休日」が該当。それぞれ2枚組で発売されており、当駅から名鉄名古屋駅の普通運賃と比較して、1枚あたり170円(土休日用は270円)割安となっている。 ※参考:なごや特割2平日・なごや特割2土休日(お得な割引きっぷ) - 名古屋鉄道(2012年4月3日閲覧)
出典
- ↑ 名古屋本線・豊川線(路線図・停車駅) - 名古屋鉄道(2012年3月18日閲覧)。
- ↑ 愛知県統計年鑑 平成9年度刊 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員 - 愛知県
- ↑ テンプレート:PDFlink - 豊川市(2012年4月28日閲覧)
関連項目
外部リンク
- 小田渕駅(路線図・停車駅) - 名古屋鉄道