鎌先温泉
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テンプレート:日本の温泉地 鎌先温泉(かまさきおんせん)は、宮城県白石市(旧国陸奥国、明治以降は磐城国)にある温泉。
アクセス
泉質
- 塩化物泉
- 源泉温度31℃
傷に対する効能があるとされ、薬湯として知られる。
温泉街
5軒の旅館が点在する。時音の宿 湯主一條の木造4階建て建築が温泉のシンボルとして有名。
開湯は1428年。鎌先温泉で一番古い宿が「湯主一條」。現在で20代目を数える。
現在湯治を受け入れているのは1軒のみとなったが、1990年代までは湯治客も多かった。
傷に鎌先として奥羽の薬湯としても有名。
歴史
発見は約600年前。農作業中に鎌の先で温泉を掘り当てたとされる。温泉名もこれに由来している。
鎌先で一番古い歴史を持つのが「湯主一條」。 一條の祖先は京都の公家。戦国大名今川義元の食客として仕えていた。 桶狭間の戦いにやぶれ東北を目指し、この土地で湯に使ったところ傷が癒えた。 そこで弓矢を置き、宿屋を始めたといわれる。