マノエル・ド・オリヴェイラ
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テンプレート:ActorActress マノエル・ド・オリヴェイラ(Manoel de Oliveira [mɐnuˈɛɫ doliˈvɐjɾɐ], 1908年12月11日 - )は、ポルトガルの映画監督。ポルト県ポルト出身。2014年6月現在105歳で、現役最高齢の劇映画監督である[1]。
日本ではかつて「マノエル・デ・オリヴェイラ」と表記されていたが、ポルトガル語では「e」が無音になるため、『クレーヴの奥方』(日本では2001年公開)以後は「ド」に変更されて紹介されている。また、「マヌエル」の表記も用いられてきたが、本人の希望は「マノエル」である[2]。
略歴
監督デビューは23歳と早かったが、本格的かつ定期的に作品を創り上げるようになったのは幾度かの監督業休眠期間を経た60歳を過ぎてからである。63歳の時に撮った『過去と現在 昔の恋、今の恋』(1971年)以降世界的に注目を集め、1980年代に入り70歳を過ぎてからは1年に1作に近いペースで新作を撮り続けている。
2006年、97歳の時にルイス・ブニュエル監督の『昼顔』(1967年)のオリジナル続篇『夜顔』を撮り上げた。2007年の第60回カンヌ国際映画祭オムニバス映画『それぞれのシネマ』に参加、3分の短篇を撮る。さらに同年『コロンブス 永遠の海』を、2009年『ブロンド少女は過激に美しく』を監督。『ブロンド少女は過激に美しく』の撮影中に100歳の誕生日を迎えた。その後2010年には新作『O Estranho Caso de Angélica』を撮り上げ、さらに新たな作品を生み出している。
主な監督作品
- ドウロ河 Douro, Faina Fluvial(1931年)
- アニキ・ボボ Aniki Bóbó(1942年)
- 春の劇 Acto da Primavera(1963年)
- 過去と現在 昔の恋、今の恋 O Passado e o Presente(1972年)
- フランシスカ Francisca(1981年)
- 文化都市リスボン Lisboa Cultural(1983年)
- 繻子の靴 O Sapato de Cetim(1985年)
- カニバイシュ Os Canibais(1988年)
- ノン、あるいは支配の虚しい栄光 'Non', ou A Vã Glória de Mandar(1990年)
- 神曲 A Divina Comédia(1991年)
- アブラハム渓谷 Vale Abraão(1993年)
- 階段通りの人々 A Caixa(1994年)
- メフィストの誘い O Convento(1995年)
- 世界の始まりへの旅 Viagem ao Princípio do Mundo(1997年)
- 不安 Inquietude(1998年)
- クレーヴの奥方 La lettre(1999年)
- 家路 Je rentre à la maison(2001年)
- 家宝 O Princípio da Incerteza(2002年)
- 永遠の語らい Um Filme Falado(2003年)
- O Quinto Império - Ontem Como Hoje(2004年)
- Espelho Mágico(2005年)
- 夜顔 Belle toujours(2006年)
- コロンブス 永遠の海 Cristóvão Colombo - O Enigma(2007年)
- それぞれのシネマ(2007年)※オムニバス映画、3分の短篇
- ブロンド少女は過激に美しく Singularidades de uma Rapariga Loura(2009年)
- O Estranho Caso de Angélica(2010年)
- 家族の灯り O Gebo e a Sombra (2012年)
- ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区Centro Histórico (2012年) *オムニバス
脚注
外部リンク
- テンプレート:Allcinema name
- テンプレート:Imdb name
- 『ブロンド少女は過激に美しく』原作、エッサ・デ・ケイロース著『ある金髪娘の奇行』日本語訳