高山佳奈子
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テンプレート:Ambox-mini 高山 佳奈子(たかやま かなこ、1968年7月29日 - )は、日本の刑法学者。京都大学教授。東京都世田谷区出身。刑法総論の基礎理論、経済刑法、国際刑法を主な研究対象としている。法学修士(東京大学)[1]。京都大学職員組合の中央執行委員長を2012年度に務めた[2]。
略歴
- 1981年(昭和56年):宮城県仙台市立連坊小路小学校卒業
- 1984年(昭和59年):世田谷区立瀬田中学校卒業
- 1987年(昭和62年):東京学芸大学附属高等学校卒業
- 1991年(平成3年):東京大学法学部第2類卒業
- 1993年(平成5年):東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了
- 1993年(平成5年):東京大学助手
- 1996年(平成8年):成城大学法学部専任講師
- 2000年(平成12年):成城大学法学部助教授
- 2002年(平成14年):京都大学大学院法学研究科助教授
- 2005年(平成17年):京都大学大学院法学研究科教授
主張
- オタクへの偏見を問題視しており、少子化が進行する可能性を認めつつも、「この世がオタクと腐女子ばかりなら、戦争も犯罪もない平和な社会になるでしょう。」「腐女子が男の子に加害しますか?」と発言している。また、性犯罪者の中にオタクがいたとしても、性犯罪を行った理由はオタクだからではなく、別の理由があるはずだと主張している[3]。
- 児童ポルノ規制の問題点として、児童保護に全く役立たないこと、自白偏重で取調べ改革に逆行していること、事実上男性ばかりが摘発される結果になることの3つを挙げている。ポルノ規制の本当の目的は少数派の迫害になるのではないかと懸念している[4]。
- スティーブン・スピルバーグ監督の作品には生きとし生けるものへの愛があり、普遍的な人道主義に貫かれていると評価している[5]。
- 2004年に法科大学院制度が始まって以降、法学研究者を志す学生が減少していることに危機感を持っている。就職の遅れと高い授業料のために、他学部に進学して4年で就職する場合との収入格差が大きく広がってしまい、一番優秀な人材に研究者になってもらうことが不可能な状況にあると述べている。この状況を打破するために全国規模の本格的な奨学金制度を発足させたいとしている[6]。
ドイツ滞在のヒント
高山は2007年9月発行の京大広報誌にドイツ滞在のヒントとして以下の14項目を挙げている[7]。 テンプレート:Quotation
逸話
東京大学大学院時代、刑法学者である山口厚に指導を受けた。テンプレート:要出典この他、経歴については、自ら運営するサイト「瞬間ページ法務」にて閲覧することができる。テンプレート:要出典
テンプレート:要出典また、2004年には写真集「京都美女図鑑」にて被写体の一人となった。テンプレート:要出典テンプレート:要出典
著作
- 『故意と違法性の意識』 (有斐閣、1999年)
- 『ケースブック刑法』 中森喜彦、岩間康夫、塩見淳、小田直樹、橋田久、齋藤彰子、安田拓人共著 (有斐閣、1999年)
- 『法の同化:その基礎、方法、内容――ドイツからの見方と日本からの見方』 カール・リーゼンフーバー共編著 (de Gruyter、2006年)
- 『たのしい刑法 第2版』 島伸一編 (弘文堂、2008年)
- 『セレクト六法』 笠井正俊編 (岩波書店、2008年)
- 『たのしい刑法II 各論』 島伸一編 (弘文堂、2011年)
- 『Funktionen des Vertrages:deutsch-japanische Perspektiven』 (ノモス社、2013年)
受賞
- 2006年:ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章
脚注
- ↑ http://lawschool.law.kyoto-u.ac.jp/teacher/profile/law/takayama.html
- ↑ http://kanakotakayama.blog.eonet.jp/
- ↑ テンプレート:Cite web
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