新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ

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テンプレート:野球チーム テンプレート:Infobox 新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(Niigata Albirex Baseball Club)は、新潟県に本拠を置くプロ野球チームである。2007年より独立リーグベースボール・チャレンジ・リーグに加盟している。

球団の歴史

設立に至る経緯

2004年夏、オリックス・ブルーウェーブ大阪近鉄バファローズの球団統合計画を端に勃発したプロ野球再編問題の過程において、NSGグループの創始者で当時Jリーグアルビレックス新潟の社長を務めていた池田弘が同年10月5日に新潟市で記者会見を行い、池田らを発起人として日本野球機構(以下NPB)に加盟するプロ野球球団の創設を目指す任意団体「新潟に県民球団を創る会」を発足する旨を表明した[1]。構想では新潟県を保護地域に定め、新潟市で同年秋の着工、2008年度中の竣工を目指して整備計画が進められていた新潟県立野球場(仮称)を専用球場として使用するものとし、同球場の竣工に合わせてNPBに加盟申請を行い、2009年シーズンから新規参入する方針を明らかにした。またチーム名も既にサッカーバスケットボールチアリーディングチーム等で使用している「アルビレックス」を使用することも決まり、球団の仮称は「新潟アルビレックス」と発表された。

球界再編騒動の収束後、新球団計画は「NPB加盟球団の創設」から「独立リーグの創設」へ方針転換され、2006年7月に「北信越ベースボール・チャレンジ・リーグ」の運営会社が発足。同年8月1日、4個人51法人が出資者となり、新潟県を本拠地とする新球団「新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」が設立された[2]

2007年-

北信越BCリーグには当初4球団が参加した。新潟は地域密着を標榜するリーグ方針に従い、頓所大輔ら地元出身選手を多数獲得。監督には元読売ジャイアンツ後藤孝志を招聘した。北信越BCリーグは2007年4月28日に開幕。新潟はホーム三条市民球場富山サンダーバーズを迎え、リーグ開幕戦を戦った。初の公式試合は悪天候にもかかわらず4,538人の観衆を集めたが、試合は富山が9対0で勝利した[3]

2008年、新たに2球団が加わったBCリーグは2地区制を導入。新潟は群馬ダイヤモンドペガサス信濃グランセローズと共に上信越地区の構成球団となった。チームは2008年に新任した芦沢真矢監督の下で前期リーグ初優勝。2011年に橋上秀樹監督の下でリーグチャンピオンシップへ初進出した。

橋上は2011年シーズン終了後にコーチとして読売ジャイアンツへ引き抜かれ、同年のNPBドラフト会議では、同じく巨人から雨宮敬が育成5位、渡辺貴洋が育成6位で指名された。同年11月には正田樹東京ヤクルトスワローズへ移籍。BCリーグを経てのNPB復帰は初めてのことだった。

2012年は高津臣吾が選手兼任監督を務め、2年連続で地区優勝。3勝0敗で福井ミラクルエレファンツとのリーグチャンピオンシップも勝利し、BCリーグ初優勝を飾った。チームは続く香川オリーブガイナーズ四国アイランドリーグplus優勝)とのグランドチャンピオンシップにも3勝0敗で勝利し、初の独立リーグ日本一を達成した。シーズン終了後に高津は現役を引退。同時に監督を辞任し、2013年より内藤尚行が監督に就任した。

シーズン成績

年度 監督 順位 試合 勝利 敗戦 引分 勝率 ゲーム差 打率 防御率 本塁打
2007 後藤孝志 4 72 18 52 2 .257 15.0 .254 (4位) 5.71 (4位) 39 (2位)
2008 芦沢真矢 1 36 19 15 2 .559 (1.5) .250 (5位) 2.66 (3位) 32 (1位)
1 36 16 12 8 .571 (2.0)
2009 2 36 15 19 2 .441 5.0 .267 (3位) 3.09 (3位) 44 (1位)
2 36 18 17 1 .514 4.0
2010 3 36 10 22 4 .313 14.5 .246 (5位) 3.15 (3位) 19 (4位)
2 36 18 16 2 .529 1.0
2011 橋上秀樹 3 36 14 14 8 .500 6.0 .280 (3位) 2.96 (2位) 34 (2位)
1 36 21 12 3 .636 (1.5)
2012 高津臣吾 1 36 21 13 2 .618 (5.0) .285 (1位) 2.84 (2位) 19 (4位)
1 36 29 7 0 .806 (10.0)
2013 内藤尚行 1 36 26 9 1 .743 (9.5) .287 (1位) 2.39 (1位) 24 (1位)
1 36 26 7 3 .788 (9.5)
出典: BCリーグ
  • 2008年以降の順位は上信越地区(群馬・信濃・新潟)での順位
  • 打率・防御率・本塁打はBCリーグ総合での順位
  • 優勝したシーズンのゲーム差は2位チームとのゲーム差を表記
  • 金地はBCリーグ優勝、銀地は地区優勝

チームスタッフ

選手・スタッフについては新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの選手一覧を参照。

永久欠番

選手・スタッフについては新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの選手一覧を参照。

  • 22 - 高津臣吾(投手・監督)選手兼任監督としてリーグ優勝、独立リーグ日本一に貢献。

主催ゲーム開催球場

新潟BCは、ホームスタジアムとして6つの球場を使用している。主たる球場は新潟市HARD OFF ECOスタジアム新潟(以下エコスタ)、長岡市悠久山野球場(悠久山)、三条市三條機械スタジアム(三機スタ)の3場で、主催試合の殆どがいずれかで開催される。そのほか、新潟市みどりと森の運動公園野球場(みどり森)、新発田市五十公野公園野球場(五十公野)、上越市高田公園野球場(高田)で年間数試合が開催される。

2008年に拠点が長岡市越路地域へ移転して以降、悠久山や三条での開催が増加したが、ファン・サポーターとの意見交換会等でエコスタでの開催増加が望まれた為、2010年以降はエコスタで年間10試合ほどを開催している。2011年から2012年にかけて行われた悠久山の改修工事中は、エコスタで主催全日程の3分の1にあたる12試合を開催した。エコスタ竣工後の開催初日となった2009年7月12日の信濃グランセローズ戦は、国内の独立3リーグを通じて史上最多となる15,311人の観客を集めた[4]

マスコット

2009年4月9日、球団のマスコットキャラクター「アルファくん」のお披露目が行われた。長岡市出身のデザイナー大塚朗によるもので、名前は「アルビレックス」と、野球で後攻チーム(ホームチーム)が最終回の攻撃をせず勝利したことを示す「x」が、かつて日本で「α」と見誤られていた事に因んでいる。

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. テンプレート:Cite journal ja-jp
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