桂小春団治 (3代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年3月13日 (木) 17:52時点におけるKekusnek (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

3代目桂 小春団治(かつら こはるだんじ、1958年2月15日 - )は大阪府大阪市生まれ(小学校2年生時に同府門真市に転居)の落語家。本名は三島 広幸(みしま ひろゆき)。妻はラジオDJの横山由美子上方落語協会会員。所属事務所松竹芸能

大阪市立高等学校卒業。立命館大学中退。出囃子は『小春團治囃子』。

人物

キャッチフレーズは「世界でも通用する落語家」。

3代目桂春団治の5番弟子。入門以後、数々の賞を受賞するなど活躍をみせる。2000年頃からは活動の場を海外にも広げ、字幕を使った落語を披露するなど、ユニークな取り組みで知られており、これまでに、世界最大の芸術祭エジンバラ・フェスティバルに落語家として初めて参加し、国際演劇祭の招待公演や、各国大使館の主催公演などでイギリスフランスドイツロシアフィンランドノルウェーベルギーブルガリア韓国トルコカナダなどで海外公演を果たしている。またハーバード大学、コロンビア大学などアメリカ名門大学での講演の実績もあり、2007年には落語家初のブロードウェイ公演も行った。Newsweek日本版の特集「世界が尊敬する日本人100」に選ばれる。

2010年2月には国連本部カーネギーホールの小ホールで独演会を開催。

略歴

主な受賞歴

主な持ちネタ

創作を得意とし、約45を持つ。一方で古典にも造詣が深い。最も好きな古典落語はちりとてちん(酢豆腐)

  • 『職業病』
  • 『アルカトラズ病院』
  • 『冷蔵庫哀詩』
  • 『アーバン紙芝居』(『鋳掛屋』を現在風に改作)
  • 『失恋飯店』(日本初の漢文落語)
  • 『JAPAN AS NO.1』(日本初の英語落語)
  • 『漢字悪い人々』(ヴィジュアル落語)
  • 『国勢調査』(初代小春団治が創作した『国勢調査』を総務省の依頼で国勢調査の時期にあたる2010年10月に80年ぶりに復活させる。)

出演番組

著書・DVD

  • 著書「ギョウカイ君の出世術」(デイリースポーツ)
  • DVD「落語笑笑散歩 第六巻 ~お伊勢まいり 喜六清八珍道中」(ソニーミュージック)
  • DVD「松竹特選落語シリーズ壱 桂小春團治」(松竹ビデオ)
  • DVD「落語百選DVDコレクション 第13巻・15巻」(デアゴスティーニ・ジャパン)
  • カセット「おもしろ英語落語」(ポニーキャニオン)

弟子

出典

関連項目

外部リンク