松重豊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月10日 (日) 03:15時点におけるシバッチ (トーク)による版 (演風)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:ActorActress 松重 豊(まつしげ ゆたか、1963年1月19日 - )は、日本の俳優である。福岡県出身。身長188cm[1]、体重77kg、靴のサイズは28.0cm。血液型はAB型。西南学院高等学校卒業、明治大学文学部文学科卒業(演劇学専攻)。所属は、東京サンシャインボーイズ蜷川スタジオを経て、現在はザズウ

来歴

1982年4月、明治大学文学部文学科に入学し、演劇学を専攻する。当初は映画や演劇を製作する側を目指していたが、状況劇場天井桟敷などの演劇を数多く観劇する中で演技に感動し、自らも俳優をめざすようになる。1983年新宿にあった小劇場「スペースデン」にて初舞台。その後、同学在学中を通じて、三谷幸喜が主宰していた東京サンシャインボーイズの作品に参加する。

1986年3月、同学卒業と同時に蜷川幸雄が主宰する劇団「蜷川スタジオ」に入団した。1989年、蜷川スタジオを退団する。その後は、フリーで国内外の舞台、テレビドラマ、映画、VシネマCMナレーションなどに多数出演する。困窮から嫌気がさし、1年以上にわたり俳優を休業した時があったが、俳優の勝村政信や所属事務所社長の松野恵美子に激励されて俳優業に復帰した。有限会社ザズウ所属の俳優には嶋田久作田中要次がいる。

2012年1月、『孤独のグルメ』で連続テレビドラマ初主演[2]

受賞歴

2007年

2009年

人物

  • 父親は酒が入ると暴力の絶えない人物で、ちゃぶ台が飛ぶような『巨人の星』の星一徹の世界であったが、本人は「うちは普通の家庭に育った」と述懐している[3]
  • 学生時代には運動、特に格闘技系を好み、中学校時代には相撲の力士になりたかった(しかし自衛官にはなりたくなかった)と述べている。柔道に取組み、二段を与えられている。得意技は「払い腰」[4]。格闘技系に注力して身長は順調に伸長し、一時は190cmにまで達したが、その後加齢によって189cmさらには188cmに縮んでしまったと独白している[5]
  • 役者を休業していた頃は建設会社に正社員として勤めて現場作業員をしていた。[6]

演風

  • 当初は悪役が多く頭脳明晰で冷酷な人間像を持ち味としていた。最近はコミカルな役柄が増えた一方、生真面目な男の役も多い。
  • 座右の銘は、「その日ぐらし」である[7]。これは、以前に演じた経験を持ち込むことはせず「引き出しを持たずに全部捨てて、次に集中して臨むように」常に初心を忘れないという信条の反映である[8]

特技・趣味・嗜好

  • 多趣味人である。
    • 釣りには自信があると述べている。
    • 散策を好み、常に万歩計を携帯している[9][10]
    • 好みの家電製品を購入・愛用するのを好み、特に炊飯器にはこだわりを持つ[11][12]
    • 写真撮影を好み、デジタルカメラではなく一眼レフ式マニュアル操作のフィルムカメラを愛用[13]している。アナログカメラにこだわるのは、若い頃に映画撮影を志向していた時期があったことの名残である。
    • 園芸が趣味である。かと言って、農園を借りるなどして大規模に愉しむのではなく、自宅の限られた環境で自分が出来る限りの家庭園芸を行うことを好む。自宅には、1㎡田甫が設置されており、主に野菜を耕作している。結婚当初に定植したアロエは数十年にわたって愛育している。基本的には、食用の作物類やアロエ等の葉肉類のような実用作物の栽培を好むが、野菜類の休耕期には花卉類を植えて花を愉しむこともある[14]
  • 2007年、自らの忘備録とファンに対する情報発信を兼ね、契約先プロバイダ@niftyのサービスを利用して公式ブログを開設し、いかつい風貌に反して博多弁を交えた人間味あふれるユーモラスな文章で日記を綴っている。ブログの管理については、所属のマネジメント会社ザズウや専門のサードパーティーなどに任せることなく、自ら手作業で行っている。開設以来、ファンの声を反映させる目的でコメント欄を設置していたが、アダルトサイト系のスパムトラックバック被害が深刻となったため、2009年12月24日よりコメント欄を廃止することとなった[15]。コメント欄は2010年11月22日より復活している。
  • 好みの異性のタイプは、「清楚な人」、「一生懸命頑張る子」である。例示として、「女子マラソンなんかみてると涙出てくるんです。汗と涙を流して最後まで走る子なんかみると、もうたまりませんね。」と語っている[16]

エピソード

  • はじめてもらった芸能人のサインは、小学生時代に福岡県の著名百貨店岩田屋に訪れた際の落語家桂米丸のものである。当時特に米丸のファンではなかったが、芸能人のオーラに圧倒された旨を述懐している[17]
  • 学生時代の失恋経験も世間並みに多く、「博多駅のガード下で別れの手紙を渡されて、帰り道、涙が出た。封をあけるまでもなくそういうことなんだなあとトボトボ歩いて帰りました」「『太宰府天満宮の池のボートに乗ったカップルは別れる』というジンクスがあったにもかかわらず、デートのときにその子と乗ってしまった」などと述べている[18]
  • 大学に入学するため上京した直後に下北沢の中華料理店のバイトに入った日に、偶然バンド活動をするために上京していた甲本ヒロトも同じ店にバイトで入り、以来30年来交流があるという[19]
  • 高校の先輩に陣内孝則がいる。以前、NHKの楽屋で陣内孝則と対面した際に「自分も西南です」と挨拶し、それ以来親しくなり、陣内の映画にも出演している。同じく高校の後輩には俳優の鈴木浩介もいる。

出演

舞台

1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
  • ハムレット(銀座セゾン劇場 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:蜷川幸雄)
1999年
2002年
2003年
2005年
2006年
2008年
2009年
2010年
  • 流れ姉妹〜たつことかつこ〜(真心一座身も心も 作:千葉雅子 演出:河原雅彦)
2012年

ドラマ

1990年代
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年[20]
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年

映画

1990年代
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年

その他テレビ

Vシネマ

CM

本人出演

CMナレーション

ラジオ

脚注欄

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:毎日映画コンクール男優助演賞
  1. 長らく身長は公称189cmであったが、2007年10月に開設された松重本人のブログのプロフィール欄にて、身長が縮んで188cmになったと記されている。
  2. 個性派俳優・松重豊、連続テレビドラマ初主演 『孤独のグルメ』実写化
  3. 1994年5月1日付 毎日新聞インタビュー記事
  4. 「演劇ぶっく」1995年8月号
  5. 松重豊公式ブログ「修行が足りませぬ」
  6. INLIFE 男の履歴書 松重豊
  7. 1990年2月公演「LYNX」公式パンフレットインタビュー記事
  8. 2007年 第62回毎日映画コンクール受賞者インタビュー記事
  9. 2007年12月14日放送 NHK「スタジオパークからこんにちは」インタビュー
  10. 松重豊公式ブログ「修行が足りませぬ」
  11. 2007年12月14日放送 NHK「スタジオパークからこんにちは」インタビュー
  12. 松重豊公式ブログ「修行が足りませぬ」
  13. 松重豊公式ブログ「修行が足りませぬ」
  14. 松重豊公式ブログ「修行が足りませぬ」
  15. 松重豊公式ブログ「修行が足りませぬ」
  16. 1994年1月公演「カラマーゾフの兄弟」公式パンフレットインタビュー記事
  17. 松重豊公式ブログ「修行が足りませぬ」
  18. 1994年1月公演「カラマーゾフの兄弟公演」公式パンフレットインタビュー
  19. 八重の父役の松重豊 遅咲き原点は甲本ヒロトと餃子店バイト
  20. 一部の書籍やネット情報で、出演作に『氷壁』(2006年 NHK)が挙げられていることがあるが、『氷壁』に出演した事実はない。