NIGHT HEAD

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:出典の明記 テンプレート:基礎情報 テレビ番組 テンプレート:Sidebar with collapsible listsNIGHT HEAD』(ナイトヘッド)は、1992年10月8日から1993年3月18日までフジテレビ系で全21話が深夜に放送されたSF特撮テレビドラマ超能力をもつ兄弟の過酷な運命を描き、カルト的な人気を得た。後に映画小説漫画テレビゲームも製作される。

2006年6月、当作をベースとしたアニメーション、『NIGHT HEAD GENESIS』がパソコンテレビGyaO(アニメ)で第一話が放送。

概要

原案となっているのは、『世にも奇妙な物語』で飯田譲治脚本&演出で放送された「常識酒場」「トラブル・カフェ」である。このときの兄弟を演じているのは、霧原直人に今井雅之、霧原直也に東根作寿英である。「常識酒場」のストーリーは、そのまま第1話に流用された。後に今井雅之は、テレビ番組の好評を受けて製作されたスペシャル番組「NIGHT HEAD THE OTHER SIDE」(後述)で主演の刑事を演じている。

山奥のある研究所に隔離されていた霧原兄弟がそこを飛び出すところから物語は始まる。ストーリーは霧原兄弟を中心に動いていき、二人に対して過酷な運命が次々と襲いかかってくることとなる。最初から最後まで見ると納得できる骨太な構成となっており、超能力用語も多用されている。また番組冒頭の映像ではロンゴロンゴが映し出されるなど、超古代文明精神世界などの要素などもストーリーに組み込まれている。

超能力ものというのは当時使い古されていた手法で、決してヒットしないだろうと製作者側で言われていたのだが、ワンシーズン終了後、深夜番組にもかかわらず圧倒的な人気を得た。それまでの超能力ものは、超能力を持つことが本人にとって益となるような肯定的な描かれ方をしたものが多かったが、本作は(当初は)超能力を持つことで人が苦しみ、悲しみ、不幸になるような、否定的な描かれ方をしたところが斬新であり、その逆説的なリアリティが過去作と一線を画したといわれる。主演には豊川、武田の美男子二人を起用し、どこまでもシリアスに悲劇的に演じさせ多くの視聴者の共感を得た。女性層からの支持が得られたことも人気の要因であったとされる[1]。視聴率も良く、その後、映画化やメディアミックス展開されるという社会現象を巻き起こした[1]

小説では、原作者の飯田によって続編が書かれている。

ストーリー

「NIGHT HEAD」(ナイト・ヘッド)……それは、人間が使用していないとされているの容量である70パーセントの部分を指す言葉である。人間が持つ不思議な「力」は、この70パーセントの部分に秘められていると言われる。

サイコキネシスなど攻撃的な超能力を持つ霧原直人、リーディングなどの超能力を持つ霧原直也の兄弟は、15年前の幼い頃から両親と離れ、人里離れた山の中にある御厨研究所に隔離されていた。研究所は絶大な超能力をもつ岬老人によって結界が張られており、霧原兄弟は脱走しようとしても跳ね返されるばかりであった。

ある日、研究所に張られていた結界が無くなり、兄弟は研究所を脱走することに成功する。しかし彼らの持つ超能力は、外の世界にあふれていた「マイナスのエネルギー」を引き寄せることとなる。二人に降りかかる事件の数々。そんな二人を導くかのように現れる謎の少女、双海翔子。「変革」とは何なのか。そして「ミサキ」とは。

登場人物

主人公

霧原直人
直也の兄で、サイコキネシスの能力を持つ超能力者。精神の力でスプーン曲げどころか周囲の器物を破壊する程大きな能力を持っているが、コントロールが困難で、感情的になると怒りの大きさに比例して、無意識の内に周囲の物体や人を傷つけてしまう。
生後まもなく「泣いた時には時計が勝手に鳴る」「おもちゃが壊れる」などの現象を起こして両親に不思議がられていたが、成長に従いその力は増していき、小学校入学後にもなると、喧嘩をすると無意識に相手を傷つけてしまい、「バケモノ」呼ばわりされ、両親にも腫れ物扱いされていった。超能力の強さが感情に密接している上に、短気で相手の挑発にも乗りやすく、その度に相手に傷を負わせると同時に自身の心も痛めるという悪循環の繰り返しであった。そして、ついに、ある事件をきっかけに、直也と共に能力が全面的に開花してしまい、その大きすぎる超能力で通常の家庭生活を送ることすら困難になった頃、どこからか2人の噂を聞きつけた超能力研究所の所長、御厨が現れる。彼の両親への説得により、両親に睡眠薬を飲まされた2人は、超能力研究所に送られ、何年もの間、社会とは隔絶された生活を送る事に余儀なくされていた。
能力の関係か、記憶力にも優れており、超能力研究所での生活では多くの本を読破、車の運転マニュアルをも熟読し、「結界」が解かれた後は、わずかな練習で研究所を車で脱走することに成功する。
物語序盤は、自分の超能力に苦悩し、一般社会で「普通の生活」を送るため、能力を抑えることを意識しながら生活していたが、成長するにつれ、自分の力は弟を守るためのものだと悟るようになり、双海翔子が示した「変革」への道を直也と2人で探すようになる。
最終盤では直也の危機に対してテレポーテーションの能力にも芽生える。
霧原直也
相手の心を読み取るリーディングの超能力を持つ少年。直人からは5つ年下の弟にあたる。直人と同じく能力のコントロールが難しく、特に他人に少しでも触れてしまうと強制的に相手の考えが見えてしまう。しかも、嫉妬や殺意や醜い欲望といった、普段、人が表に見せないような、時には本人ですら気づいていないようなマイナスの意識がより強調されて直也の頭に雪崩れ込んでくる性質があり、その度に大きなショックを受け昏倒してしまう。その為、常に他人との接触を避けながら生活せざるを得ず、兄の直人以上に「普通の生活」に強く憧れている。
しかも、心が読まれた対象者は、僅かに自らのマイナスの意識がそのまま本人にフィードバックする為、直也に触れられた瞬間、説明不可能な漠然とした嫌悪感が発生する。たいていの場合、その嫌悪感は、反射的にそのまま直也に向けられてしまう傾向にある。
幼少時には、他人を避けるあまりに自閉症と診断されたり、人の巨大なマイナスの意識を見てしまった時には、昏倒したまま意識不明となり、そのまま精神病院に送られてしまったこともあった。しかし、性格的には、自分より直人や他人が傷つくのを恐れている心優しい人柄で、自分の命を狙う人間にすら、憐憫の心を表したり同情する姿を見せる。
直人は、傷つきやすい彼を守ろうとする意識が強く、幼少時から常に一緒に居る関係である。その為、直人の心は直也には自分の心のように普通に読め、直人は何も隠し事が出来ない状態だが、それが当たり前で居られる程、2人の結びつきは強く深い。
研究所脱出後は、リーディングに加えて予知能力も発現させたことがあり、更に、物語最終盤ではヒーリングの能力にも芽生え、やがて、彼が「変革」時の救世主になると示される。

超能力研究所

御厨恭二郎
超能力を研究している科学者。某県の山奥に超能力研究所を設立、所長となる。警視庁に知人(超能力が絡んだ事件について連絡を取り合っている)がおり、超能力関連の事件などの情報を握っており、精神病院での出来事の後に直人と直也を連れてきた。直人の怒りの矛先が自分に向くような素振りをしたりする傍ら、不器用ながらも二人を彼なりに優しく見守る。直人と直也の脱出はすぐに気づいたが、追ってはいけないと自分に言い聞かせていた。ARKによる研究所崩壊後、岬老人のロッジに隔離されていたが霧原兄弟の力を借りて脱出し、後はロシアへ旅立った。3人が和解したのは別れ際の時。
友枝麻理子
同年代の友人関係に乏しい直人と直也を心配して御厨が連れてきた若い女性。一目で直人に恋をし、対等であるためでは自分をさらけだすしかないと思い、他の職員とは違って機嫌を伺ったり腫れ物に触るような扱いは一切しない。芯の強いところもあり、時々直人に助言を与えたりする。ある事がきっかけで直人は僅かに麻理子を意識するようになる。直人とは一度だけの淡い関係(麻理子の一方的な押しかけらしい)で終わった。
岬老人
絶大な力を持つ超能力者で研究所一帯に結界を張り、直人と直也を連れてくるように指示をし隔離していた張本人。「御先(ミサキ)」と記す場合もあり、どの人類よりも遥か先を生きているという意味である。

ARK

奥原晶子
坂口修
奥原の秘書。全ての超能力が一切効かない特殊な能力を持つ。
三雲玄吾
女子高校生5人を自殺に見せかけたマインドコントロールで殺害したり、早紀枝の妹を刺殺するなど残忍で冷酷な性格の悪役。少年の頃に母親を殺害してしまった時から死への抵抗(殺されることも)が全くなくなり、いつの日か自分を殺してくれる相手が現れるのを待っていたらしい。直人をマインドコントロールで再起不能に陥れるも、新たな力を蓄えて蘇った直人を「やっと戦える相手になった」と賞賛、戦いの末、直人によって念願の死を与えられる。
曽根崎道夫
ARKが兄弟に差し向けた最初の刺客。直人たちの両親が営む時計店に客として来店、兄弟と対峙するが翔子によって精神を破壊されて廃人と化す。
都築洋介
某高校の教師だが、実際は天元早紀枝を監視するためにARKから派遣された。ARKへ疑問を抱くようになり、自身の「消去」を選択をしたとARKが判断を下したと知り海外へ逃亡を図ろうとするが三雲によるマインドコントロールで精神を破壊され廃人と化す。
双海芳紀
奥原晶子の予知とは違う未来を見てしまったことがきっかけでARKに疑問を抱き、パラドックスを来たしてしまい肉体を消滅させ、精神体となり電脳世界で生きる道を選択する。自分の意識を通信機器を使って飛ばすことが出来る能力を持つ。双海翔子と親類関係にあることを匂わす描写が僅かにあるが、明確にはされていない。

周辺人物

霧原直実
直人と直也の母。夫や子供のために家事をすることに幸せを感じる家庭的な女性。
霧原幸彦
直人と直也の父。おもちゃ会社を経営しており、試作品を持ち帰っては直人たちに遊ばせていた。

研究所脱走時、時間にひずみが生じ両親の過去は兄弟が記憶している過去のものとは違うようになった。姓は「桐原」と変わり、友達の少女と3人で公園で遊んでいる時に池で溺死、直人に助けられた少女の親の出資で時計店を営んでいたが、両親に会うために訪れる兄弟を予知していた奥原が曽根崎を送りこみ、兄弟の仕業と見せかけた曽根崎に店を壊される。「ありえない」と思いつつも直実は直也の姿に死んだはずの幼い直也の面影を見出していた。

超能力者

双海翔子
「力」の極限に至り肉体が消滅して精神体となった少女。霧原兄弟の前にたびたび現れては二人を導く。最後はより高位の異世界に旅立つ道を選ぶ。
神谷司
予知能力者。自分の言葉が周りに与える影響を知りつつ、自分が見た予知を普通の人々に披露していた。ウイルスによる人類滅亡を予知し、その元凶となる倉橋加奈子や直人と直也が大きく関わると言った。曽根崎のマインドコントロールで殺害されてしまう。
湯島良朗
小学生。祖父をいじめた近所の老人を自殺に見せかけたマインドコントロールで殺害、飼っていた犬が散歩中にひき逃げに遭いバイクに乗っていた高校生を同じく殺害した。直人と直也の説得に応じて母親と共に超能力研究所へ行くことになる。御厨による訓練の結果、研究所崩壊後にはほとんど能力を出せなくなった。
天元早紀枝
某高校の女子生徒。自分の感情を意思とは関係なく周りに感染させてしまう。そのため幼い頃からいじめに遭い、死んでしまいたいと思った時には隣のクラスにいた児童が教室から飛び降りていた。奥原はこの能力を吸収して、全人類の意識をひとつに(奥原と同じ考えに)しようとしていた。
高良陽子
研究所跡地に「世捨て人」の集落を作る。リーディングや予知能力が少しだけある。表向きは人格者だが、誰からも尊敬される末期ガン患者の佐々木より「自分の方がすぐれている」と無意識に思っており、佐々木にヒーリングを施す直也の邪魔をしていた。直也に深層心理を見抜かれ己の小ささを知り改心する。
松岡
「世捨て人」の集落に住む男性。植物だけに反応するグリーンフィンガーの能力があるが、自身を超能力者であると自覚しているかは不明。

その他

Y
邪悪な気を放つ不気味な男。常に兄弟につきまとっていたが、超能力という特殊な力を受け入れるにつれて姿を見せなくなってしまう。その正体はふたりのマイナスの意識が実体化した存在。

設定

ARK
表向きは貿易商を営む大企業だが、社員は全て超能力者で、驚く程の少人数で形成されている。社名は「箱舟」を意味する。社長である奥原晶子の絶対的な予知能力を生かし、政財界にも深いパイプがあり、その気になれば世界征服ですら実現可能な程の影響力がある。
秘書の坂口曰く、野望というものは実現がわからない時に初めてもつ物、として、世界征服の意図は否定されており、彼らの目的は、変革を否定し、人類の為に物質世界と精神世界の共存を図るものであった。しかし、彼らは、多くの一般人を超能力を理解出来ない『100匹目の猿』として見下している為、彼らの言う『人類』とは、自分達を含む選ばれた一握りの人間の為のものでしかない。具体的には、天元早紀枝の精神を崩壊させ、その感情を伝染する能力を大陸を支配する程に増幅させ、人類全体の思想をコントロールしようとしていた。
また、日常業務として、超能力の素養がある者をスカウトし、より能力を伸ばす為の『ナイトヘッド・プロジェクト』を社内で行っており、直人と直也にも「吸収、もしくは消去」として接近を図る。
超能力研究所
御厨恭二郎の建てた研究施設。霧原兄弟は15年間ここに隔離されていた。研究所の目的は、社会生活が困難な程、強すぎる超能力を持ってしまった者の力を抑制し、一般社会に返すことである。直人が、「そんな事が必要な人間がいったい世界に何人居るのか」と呆れたように、彼ら2人以外の対象者はほとんどおらず、たまに居てもすぐに能力を失い、僅かな滞在で研究所を出て行くような有様であった。
施設の設備は研究所という名前に反して、無機質なコンクリなどはなく、木造のシンプルかつ生活感ある別荘といった造りで、長期生活を送ってもなるべくストレスのないような外観を意識されている。運営資金は、支援するパトロンのおかげで潤沢であり、特別高価なものでなければ大抵の物は手に入る。(直人が何度TVを爆発させても、すぐに新しいものが届く程。)
研究所一帯は霧原兄弟のみに作用する結界(ロープを円周とする半球体)が張られており、2人は長年、何度も逃亡を試みるも外に出ることが出来なかった。岬老人の死後、結界が消えた為、結界が岬老人の張ったものだったと知り、2人はようやく研究所を脱出することになる。実は結界は、外敵や外のマイナスのエネルギーから兄弟を守るための場所だと知るのは、脱走からしばらくしてのことである。岬老人の意思ひとつで超能力を持たない一般人も拒むことは可能である。
精神文明
2万年以上も前に超高度な文明を築きあげていた超古代文明。精神のエネルギーにより繁栄していたが、精神の方向がマイナスに転じたことで滅亡した。今の物質文明の前に人類最初に発生した文明と位置づけられる。イースター島の遺跡に残る、未解明のロンゴ・ロンゴという碑文にその痕跡を僅かに残す。
変革
人類が現在の物質文明から解き放たれ、精神文明へ至るターニングポイントの事。岬老人や翔子によって兄弟に伝えられた。2人が目指す目的とされるが、どのようなものなのか謎が多い。

テレビドラマ

スタッフ

キャスト

放送リスト

  1. REAL PSI(念力) 脚本:飯田譲治、監督:飯田譲治
  2. OBSESSION(強迫観念) 脚本:飯田譲治、監督:飯田譲治 
  3. FAKE(偽者) 脚本:高山直也、演出:土方政人
  4. AWAKENINGS(覚醒) 脚本:飯田譲治、演出:土方政人
  5. VICTIMS(犠牲者) 脚本:飯田譲治、演出:本広克行
  6. MISSING(失跡) 脚本:飯田譲治、演出:本広克行
  7. NIGHTMARE(悪夢) 脚本:飯田譲治、演出:落合正幸
  8. COMA(昏睡) 脚本:笠井健夫、演出:落合正幸
  9. TRIGGER(触発) 脚本:飯田譲治、演出:本広克行
  10. PROPHECY(予言) 脚本:笠井健夫、演出:土方政人
  11. DRUG(薬物) 脚本:飯田譲治、演出:本広克行
  12. THE APARTMENT(隔離) 脚本:高山直也、演出:落合正幸
  13. CONFESSION(告白) 脚本:笠井健夫、演出:土方政人 
  14. SHADOW(影) 脚本:笠井健夫、演出:本広克行 
  15. APOCALYPSE(啓示) 脚本:笠井健夫、演出:土坂浩輝
  16. A SAINT(聖人) 脚本:飯田譲治、演出:落合正幸
  17. UTOPIA(理想郷) 脚本:飯田譲治、演出:土方政人
  18. GIFTED(与えられし者) 脚本:飯田譲治、演出:本広克行
  19. FORCE(力) 脚本:飯田譲治、演出:落合正幸 
  20. KARMA(業) 脚本:飯田譲治、演出:土坂浩輝
  21. THE ARK(方舟) 脚本:飯田譲治 監督:飯田譲治

テレビスペシャル

『NIGHT HEAD THE OTHER SIDE』のタイトルで製作されたスペシャル番組。1992年12月24日、1時間枠で放映された。本編のサイドストーリーである。そのため、霧原兄弟はわずかしか出てこない。主人公の刑事を演じているのは、「常識酒場」「トラブル・カフェ」で霧原直人を演じた今井雅之である。

ストーリー

廃ビルで発見された3人の惨殺死体。燃えた跡もあり、一部は炭になっていた。検視の結果、互いに殺し合ったという。妻との不仲に悩む剱木刑事のもとへ、松井刑事が横倉絵里という女性を連れてきた。絵里は透視能力を持つと自称し、現場を見て殺人の状況を言い当て、更に、真犯人として神津貞男の名前を出す。そして、信用しない剱木に対して、妻との不仲も言い当てるのであった。
超能力など信じない剱木は、絵里を調べるうちに、ある宗教団体に辿り着く。教祖である百目鬼は、かつて御厨と旧ソ連で超能力を研究していた・・・。

キャスト

  • 剱木浩一:今井雅之
  • 霧原直人:豊川悦司
  • 霧原直也:武田真治
  • 百目鬼法一:村松利史
  • 神津貞男:芹沢正和
  • 吉貝勇:常世田正人
  • 横倉絵里:富田貴子
  • 松井康彦:井田州彦
  • 剱木伸子:永光基乃

劇場版

『NIGHT HEAD 劇場版』のタイトルで東宝より配給され、1994年11月3日より公開された。上映時間107分。ストーリーはテレビシリーズの完結編となっている。

スタッフ

キャスト

CD

NIGHT HEAD サウンドトラック

テンプレート:Infobox ドラマ版のサウンドトラックCDとしてリリースされている。

収録曲
  1. ロンゴ ロンゴ
  2. 森-FOREST-
  3. THE ARK
  4. FORCE-力-
  5. 平行世界
  6. タント
  7. 100匹目の猿
  8. ハンド
  9. 70%
  10. COMA-昏睡-
  11. FOREST-森-
  12. NIGHT HEAD Theme
  13. NIGHT MARE
  14. バーチャル セックス
  15. アザレア
  16. ロンゴ ロンゴ リミックス
  17. GIFTED
  18. NIGHT HEAD リミックス

映画 NIGHT HEAD オリジナル・サウンドトラック

テンプレート:Infobox 映画版のサウンドトラックCDとしてリリースされている。

収録曲
  • 全ての曲は配島邦明が作曲・編曲
  1. トリノロンゴ
  2. UNKNOWN
  3. リーティング
  4. ロンゴロンゴ(New Version)
  5. THE TRIAL
  6. NIGHT HEAD(New Version)
  7. GENUS LOCI~ゲニウス・ロキ~
  8. INNER
  9. モール
  10. GLOW HEAD

書籍

小説版

ドラマ、映画版の監督である、飯田譲治本人により執筆された小説。1話完結のオムニバス形式であったドラマ版に比べ、全体として話が繋がる1本の長編物語として形成されている。一部、ドラマでは登場した人物やエピソードが、未登場であるものの、小説という媒体を生かしたより深い心理描写が特徴で、未使用のエピソードも所々改変され本編に生かされている。
『NIGHT HEAD』1~4巻は上記の改変されたドラマ版の物語。
『NIGHT HEAD THE TRIAL』は続編で、映画版の内容を踏襲している。
『NIGHT HEAD DEEP FOREST』では、ドラマや映画では描かれなかった、研究所生活時代の兄弟に起きた事件、所謂、前日譚の外伝が2篇と、締めくくりとなる後日譚1本の三篇が掲載されている。
『NIGHT HEAD 誘発者』は3年の時を経て執筆された続編で、完結編である。
  • 角川書店単行本
    • NIGHT HEAD 1(著者:飯田譲治/発行年月:1993.11/ISBN 4-04-872786-9)(装丁デザイン&挿絵:CLAMP
    • NIGHT HEAD 2(著者:飯田譲治/発行年月:1994.3/ISBN 4-04-872798-2)(装丁デザイン&挿絵:CLAMP)
    • NIGHT HEAD 3(著者:飯田譲治/発行年月:1994.6/ISBN 4-04-872814-8)
    • NIGHT HEAD 4(著者:飯田譲治/発行年月:1994.9/ISBN 4-04-872815-6)
    • NIGHT HEAD THE TRIAL(著者:飯田譲治/発行年月:1994.11/ISBN 4-04-872840-7)(挿絵:上條淳士
    • NIGHT HEAD DEEP FOREST(著者:飯田譲治/発行年月:1995.12/ISBN 4-04-872931-4)オリジナル小説(挿絵:上條淳士)
  • 角川文庫
    • NIGHT HEAD 1(著者:飯田譲治/発行年月:1996.12/ISBN 4-04-340901-X)
    • NIGHT HEAD 2(著者:飯田譲治/発行年月:1996.12/ISBN 4-04-340902-8)
    • NIGHT HEAD 3(著者:飯田譲治/発行年月:1997.2/ISBN 4-04-340903-6)
    • NIGHT HEAD 4(著者:飯田譲治/発行年月:1997.2/ISBN 4-04-340904-4)
    • NIGHT HEAD 5(著者:飯田譲治/発行年月:1997.5/ISBN 4-04-340905-2)
    • NIGHT HEAD 6(著者:飯田譲治/発行年月:1997.7/ISBN 4-04-340906-0)オリジナル小説
  • 角川ホラー文庫
    • NIGHT HEAD/覚醒(著者:飯田譲治/発行年月日:2000.6.10/ISBN 4-04-349304-5)
    • NIGHT HEAD/邂逅(著者:飯田譲治/発行年月日:2000.7.25/ISBN 4-04-349305-3)
    • NIGHT HEAD/未来(著者:飯田譲治/発行年月日:2000.9.10/ISBN 4-04-349306-1)オリジナル小説含む
  • 講談社(単行本)
    • 誘発者(著者:飯田譲治/発行年月:2007.4.20/ISBN 4-06-213991-X)「THE TRIAL」の4年後となる続編
  • 講談社文庫
    • NIGHT HEAD 1(著者:飯田譲治/発行年月日:2006.6.15/ISBN 4-06-275415-0)
    • NIGHT HEAD 2(著者:飯田譲治/発行年月日:2006.6.15/ISBN 4-06-275416-9)
    • NIGHT HEAD 3(著者:飯田譲治/発行年月日:2006.7.14/ISBN 4-06-275443-6)
    • NIGHT HEAD 4(著者:飯田譲治/発行年月日:2006.8.11/ISBN 4-06-275471-1)
    • NIGHT HEAD 5(著者:飯田譲治/発行年月日:2006.9.16/ISBN 4-06-275497-5)
    • NIGHT HEAD DEEP FOREST(著者:飯田譲治/発行年月日:2006.10.14/ISBN 4-06-275524-6)
    • NIGHT HEAD 誘発者(著者:飯田譲治/発行年月日:2009.11.13/ISBN 4-06-276502-0)

漫画版

  • フジテレビ出版
    • NIGHT HEAD Lost Child(著者:大里幸子(画)・飯田譲治、笠井健夫(原作)/発行年月日:1994.3.30/ISBN 4-594-01378-3)
  • 白泉社
    • NIGHT HEAD 1(著者:立野真琴(画)・飯田譲治(原作)/発行年月日:1997.3.25)
  • 角川書店
    • 完全版 NIGHT HEAD 1〜8(著者:立野真琴(画)・飯田譲治(原作)/発行年月:1998.4〜2000.11)
  • ホーム社
    • NIGHT HEAD 1〜4(著者:立野真琴(画)・飯田譲治(原作)/発行年月:2004.4〜2004.6)※文庫サイズ

写真集

  • 徳間書店
    • NIGHT HEAD THE NEW ARK PHOTOGRAPHICS (小林ばく(撮影)・飯田譲治(ストーリー)/発行年月:1993.10/ISBN 4-19-860018-X)-オリジナルストーリーで構成され前述の漫画版でコミカライズされている。
    • NIGHT HEAD FINAL COLLECTION(ISBN 4-19-860187-9)

シナリオ集

  • 竹書房
    • NIGHT HEAD Teleplay(ISBN 4-88475-931-1) -テレビ版のシナリオ集

徳間書店

    • NIGHT HEAD The Trial(ISBN 4-19-860206-9) -映画版のシナリオ集

ゲーム

原作に登場する双海翔子にまつわるサイドストーリー。3Dポリゴン描画のアドベンチャーRPG。月額315円会員のみプレイ可能。アクセスはiMENU>メニューリスト>ゲーム>ミニゲーム>ウリキリアリmobGame

脚注

テンプレート:Reflist

関連事項

外部サイト

テンプレート:前後番組

テンプレート:JOCX-TV2en:Night Head
  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite book